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ロビンソン・クルーソー 福音館文庫 古典童話C-9

ダニエル・デフォー(著者), 坂井晴彦(訳者), B.ピカール

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 福音館書店/
発売年月日 2003/06/20
JAN 9784834006230

ロビンソン・クルーソー

¥220

商品レビュー

3.6

7件のお客様レビュー

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2023/08/10

『二年間の休暇』 『ガリバー旅行記』 と、冒険ものを続けて読んできましたが、正直いちばん苦手でしたww 何がって航海に出ることになった理由から気に入らない。 三男で、自由奔放に育ち、元来の冒険好きだったロビンソン。 自分は旅して生きてゆきたいという気持ちを抑えられず、父も母の...

『二年間の休暇』 『ガリバー旅行記』 と、冒険ものを続けて読んできましたが、正直いちばん苦手でしたww 何がって航海に出ることになった理由から気に入らない。 三男で、自由奔放に育ち、元来の冒険好きだったロビンソン。 自分は旅して生きてゆきたいという気持ちを抑えられず、父も母のいうことも聞かず出ていく… しばらくは良かった。ブラジルに出て、農園で成功しかけていた。 そこに上手い話、黒人奴隷売買が金になると友人たちからそそのかされ、また航海に出ることに… そしてその船が嵐におそわれ、座礁し一人、無人島にたどり着くのです…。(だから言ったじゃん!みたいな) そして28年もの間暮らした無人島生活が事細かに描かれます。 時間だけはたっぷりあるので、工夫しつくされた手作りの暮らしは私にも面白く読めました。 野生の山羊を家畜化して、まるで王国の支配者のように暮らし、もうこの島に来て10年以上たった頃に、野蛮人の姿を見つけることになります! またこの辺りで急に聖書を読み始めるところは、都合が良すぎてまあ、面白かったのですがww 後にこの野蛮人(差別用語)、人喰い人種たちから救った黒人の青年をフライデーと名付け、自分の下僕として暮らし始めるのです。しかたないのですが、白人至上主義な言い回しがあちこちに見られ、私には辟易とするところが多々ありました。 しかし、 この作品が無ければ、ジュール・ヴェルヌも、宝島のスティーヴンスンも、その他の重要な文学が生まれなかった、つまり歴史的に読まれていくべき作品。 そういう意味では1年間頑張って読んだ、ローラの物語とも通ずるところですね。 過ぎてしまうと、読んでよかったなとなんだか懐かしく思えるのが不思議です。結構面白かったよねって。 福音館古典童話シリーズから読みましたが、なんとイギリスに着いてから以降の部分がバッサリとカットされています。 岩波少年文庫には一般書と同じようにその後の3章分がきちんと書かれていました。訳者が違うので読み比べも楽しいですね。 トゥルニエの『フライデーあるいは太平洋の冥界』 という、フライデー側から見た物語もあるそうで、いつか読んでみたいものです。

Posted by ブクログ

2020/02/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2020.2.3読了。タイトルはよく聞くし色んな作品に出てくるけど読んだ事ないシリーズだ。主人公の父親の言葉に凄い感動してしまった。なんなら真理だと言っても良いくらいだ。そうだ中流の人間が最も幸福だ。あらゆる美徳、あらゆる喜びは中流の者の為にある!だが主人公はこの幸福では満足できない冒険者気質だったのだ。章題が内容の粗筋しかも結果まで網羅しちゃってるのには驚きと落胆があった。タイトルでオチ言っちゃうのかー。マジかー。無人島に漂着するまでの話が意外と長かった。仕方ない事だがリアルな物語ではないな。もっと悲惨な状況から始まるかと思ったがかなり恵まれていた。最初からナイフは持ってるし、てか難破した船あるんかーい!まぁ全く無いより中途半端にあった方が期待をしてしまうし生き残ってしまう分辛いのかも?でも犬も猫も聖書も有れば十分じゃねぇか。最初に魚捕らずに鳥やら獣やらを銃で撃つのはヨーロッパ的だなと思った。銃が身近だからかな?これが日本人だと魚釣か魚捕りを先にやるだろうな。でも海でのトラウマが大きいからそうでもないのかな?でも予想以上に悠々と暮らしていた。そう暮らしていたのだ。35年というスパンにも驚いた。せいぜい数ヶ月の物語かと思っていた。日数の数え間違いの描写があったがもしや閏年かなと思ったりもした。あとがきにもあったけど当時の思想史の資料としては優秀なんだろうな。これが一神教の考え方なのかと興味深く読んだ。途中自問自答してはいたけど、聖書が手元にあったらそっちに傾くのかな。今でこそ宗教の自由が一応あるが、フライデーへのマンツーマンの宣教は宗教の押し付けでありまるで洗脳のようだ。しかし信仰(キリスト教)の矛盾点を突かれてしまい答えられないのは滑稽にも思えた。蛮人の行いをあーだこーだいう割に死体を捕虜の見せしめに吊るすのは野蛮じゃないのか。自分達の行いを棚にあげてるように思えて仕方なかった。フライデーの扱いもどんなに親しくなっても友ではなく従者として下に見てるのは後の宝島の作品でも見られるものだったから、向こうの白人主義な人種差別は信仰レベルで根づいちゃってるんだろうな。何度も同じ事を繰り返してるのはある意味何も学ばない人間を象徴していてらしくもあった。だがなんでラストにロビンソンという名のモブが出てくるのか?ややこしい事この上ないと思うのだが…。でも色んな発見があったから読んで良かったと思う。

Posted by ブクログ

2014/09/28

The Life and Strange Surprising Adventures of Robinson Crusoe(1719) 福音館書店の2003年版で挿絵はB.ピカール、訳者は坂井晴彦氏で坂井氏はあとがきも書いている。 完訳ではないが、それでも長い話である。危険を顧...

The Life and Strange Surprising Adventures of Robinson Crusoe(1719) 福音館書店の2003年版で挿絵はB.ピカール、訳者は坂井晴彦氏で坂井氏はあとがきも書いている。 完訳ではないが、それでも長い話である。危険を顧みず、自身の冒険に対する欲求を満たすことだけを考え行動し、父や母の言うことを聞かなかった主人公が、無人島で悔い改め、全ての物事に対して神に感謝を奉げるようになる。誰もいない島で一人取り残されるという絶望的な経験によって、やっと、父の忠告を守らない、自分の都合に良い時だけ神を信じるといった愚かだった自分に気づく。ロビンソン・クルーソーを通して、危機をきっかけにこれまでの自分の行いを反省し、新たな人生を始めることを知った。

Posted by ブクログ

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