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再生(下) 続・金融腐蝕列島 角川文庫金融腐蝕列島続

高杉良(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 角川書店
発売年月日 2001/12/25
JAN 9784041643136

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商品レビュー

3.7

3件のお客様レビュー

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2010/05/28

金融腐食列島3部作の…

金融腐食列島3部作の最後。1作目の『金融腐食列島』の続編となっている。しかし、2作目の『呪縛』とも絡んでいる所があり、2作とも読んでから読めば楽しめること請け合い。内容は、今までの中で1番おもしろかった。(僕には)と言うのは、家庭崩壊、不倫、浮気と言った内容を扱っているからだ。読...

金融腐食列島3部作の最後。1作目の『金融腐食列島』の続編となっている。しかし、2作目の『呪縛』とも絡んでいる所があり、2作とも読んでから読めば楽しめること請け合い。内容は、今までの中で1番おもしろかった。(僕には)と言うのは、家庭崩壊、不倫、浮気と言った内容を扱っているからだ。読んでいる途中で『オレは官能小説を読んでいるのか!?』って錯覚に陥りそうになった。そんな作品でもあります。それでも、ぜひ、シリーズ全巻、読んで欲しい。そんな作品です。

文庫OFF

2022/10/11

金融腐蝕列島シリーズ第3弾。前作「呪縛」は強制捜査を体験した朝日中央銀行を舞台に平成9年春から11年春頃まで、本作は協立銀行という都市銀行を舞台に平成5(1993)年から9年初め頃までの時代を切り取って書かれている。本作の特徴としてこれまで著者があまり描かなかった家庭の崩壊やセク...

金融腐蝕列島シリーズ第3弾。前作「呪縛」は強制捜査を体験した朝日中央銀行を舞台に平成9年春から11年春頃まで、本作は協立銀行という都市銀行を舞台に平成5(1993)年から9年初め頃までの時代を切り取って書かれている。本作の特徴としてこれまで著者があまり描かなかった家庭の崩壊やセクハラ・ストーカー等の今日的な問題も描かれる。銀行トップの後継人事抗争に巻き込まれる主人公、竹中はまるで風に舞う木の葉のように翻弄されるが、銀行マンとしてのプライド、そしてなにより人間としてのモラルから銀行の再生を目指して尽力する。銀行の「再生」への道筋は見えてくるのかー。詳細→ http://takeshi3017.chu.jp/file9/naiyou6406.html

Posted by ブクログ

2007/05/20

主人公の竹中は、部下との不倫を部下に詰め寄られて、企画部長への昇進は水泡に帰した。 そのせいもあり影の実力者“カミソリ佐藤”により協立銀行梅田支店支店長のポストに就いた。 そこで竹中が見たものは、銀行の論理に基づく、貸し剥がし、貸し渋りの横行。その矛先は財務状況が良くない企業...

主人公の竹中は、部下との不倫を部下に詰め寄られて、企画部長への昇進は水泡に帰した。 そのせいもあり影の実力者“カミソリ佐藤”により協立銀行梅田支店支店長のポストに就いた。 そこで竹中が見たものは、銀行の論理に基づく、貸し剥がし、貸し渋りの横行。その矛先は財務状況が良くない企業にとどまらず、優良企業へも向けられる。 そんな竹中の梅田支店長生活は1年。1年後には本部の広報部長の任に就くが、またしても降りかかるポスト頭取を巡る現頭取-相談役の対立。 公的資金の導入も行われ、銀行に求められるのは中小企業支援。しかし協銀内部対立の激化の影響はいかに! 前作と異なり、銀行外との関わりは上巻の住管機構とのやり取りだけで、どちらかと言うと銀行内部の頭取争いや人事権争いに重点が置かれているかな。人事抗争はどこの会社でもありそうなので(銀行に関わらずね)、銀行特有の問題を上下で扱った前作と比較して、評価が分かれるとこでしょうかね。私は楽しませていただきましたが。

Posted by ブクログ

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