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敗北を抱きしめて(下) 第二次大戦後の日本人

ジョンダワー(著者), 三浦陽一(訳者), 高杉忠明(訳者), 田代泰子(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店/
発売年月日 2001/05/30
JAN 9784000244039

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商品レビュー

4.3

16件のお客様レビュー

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2023/04/03

敗戦後の切実な民衆の生活状況から屈折した思い、変わらない日本人、指導者の性質、日米合作による戦後の日本らしさの形成など、占領期の日本について鮮やかに記した一冊。 個人的にはこの時代を生きた祖母が元気で話を聞ける時にこの本を読んで、もっともっと話を聞きたかったと激しく後悔した。 新...

敗戦後の切実な民衆の生活状況から屈折した思い、変わらない日本人、指導者の性質、日米合作による戦後の日本らしさの形成など、占領期の日本について鮮やかに記した一冊。 個人的にはこの時代を生きた祖母が元気で話を聞ける時にこの本を読んで、もっともっと話を聞きたかったと激しく後悔した。 新しくはないが是非読む価値がある本であると言える。

Posted by ブクログ

2022/03/26

ジョンダワー 「敗北を抱きしめて 下巻」 戦後の日本民主主義、東京裁判、経済復興について論じた本 西洋中心主義的な文体に 東洋に対する差別意識を随所に感じるが、混乱した日本において、短期間で 国家元首を象徴化し、軍を解体し非軍事化を図ったアメリカの民主主義移行手法は 見事だ...

ジョンダワー 「敗北を抱きしめて 下巻」 戦後の日本民主主義、東京裁判、経済復興について論じた本 西洋中心主義的な文体に 東洋に対する差別意識を随所に感じるが、混乱した日本において、短期間で 国家元首を象徴化し、軍を解体し非軍事化を図ったアメリカの民主主義移行手法は 見事だと思う(しかも 日本国民の反感なしに) アメリカが 広島や長崎へ原爆を落とした理由は、アジアに「人道に対する罪」を犯した制裁という論調だが、東京裁判において その「人道に対する罪」に対する訴追が一つもない理由がわからなかった 日本と並存してアジアを植民地支配していたアメリカやイギリス、捕虜に対して残虐行為を繰り返したソ連が、東京裁判において、日本を「平和に対する罪」を犯したとして訴追しているのだから、「勝てば官軍、負ければ賊軍」そのものに思う。戦争には 正義や公正はない 三人の吉田が印象に残る *自衛戦争すら放棄する立場をとった吉田茂 *戦友たちの生きた記録を文学として遺した吉田満 *目的の純粋さと悲劇的犠牲の象徴である吉田松陰 パル判事「アジアの戦争でナチスによる虐殺に匹敵するのは、アメリカによる原爆投下のみである」 エピローグの「経済成長によって〜日本は 束の間の大国となった」には著者の悪意を感じる 天皇の戦争責任を回避して 日本の種を守りたい軍部と、軍部を解体するために天皇を利用したい占領軍の利害が一致し、軍部に戦争責任を負わせ、天皇を平和主義にして、天皇制民主主義を建設するというシナリオ

Posted by ブクログ

2021/11/16
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2021年にもなり、戦前戦後を経験した世代はどんどん退場していく過渡期な気がする。あとの世代に何を伝えていくべきなのか。 どんな視点でも構わないと思うのだけど、「何があったか」というファクトベースで考える時に、資料的価値は高い書なんだろうなと痛感する。 ---以下雑感 先の戦争で、日本も悲惨な目にあった。上巻での描写を見ると割りを食うのは間違いなく権力者ではなく市政の民。 一方でアジアに進出して、様々な迷惑をかけたという側面もある。犠牲者であり加害者でもある。 戦犯として処刑された人たちの手記が数多く出版されたという。こうした遺書は、戦争責任への意識を希薄にするという側面もあり、 一方で軍国主義や戦争の人的コスト(悲惨さ)を描くという側面もあったという描写は、なるほど、と思う。 天皇制についても、アメリカが廃止しようとし、日本側が守ったという単純な構図では無かった。 GHQが占領政策に天皇を利用しようとし、日本の体制護持派が結託した。 その為に、戦争責任も回避し、東京裁判でも天皇は裁かれなかった。 憲法も押し付け憲法と言われたら、その側面ももちろんある。当時日本が作ろうとしていた憲法は明治憲法のリライトになり、今のような憲法ではなかった。 GHQ草案を様々な形で日本化していった経緯は壮絶でもあるし、ある意味にとても日本的に思える。 少なくともアメリカが作った憲法を唯唯諾諾と受け入れた、という味方は先人にも失礼になると思えてくる。 GHQが日本を占領するにあたって、平和と民主主義といった理想的な思想を植え付けようとした一方で、 検閲などのまったくもっての官僚組織対応が、後々の強い中央集権的な権力体制に繋がっていったというのは面白い。

Posted by ブクログ

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