2007年7月1日 もともと子ども向けに「お金」について教える物語を書いてた作者が、それをまとめて本にしたらしい。 子ども向けなので、物語形式になっています。 主人公はキーラという11歳の女の子。 どこにでもいる普通の女の子ですが、犬にお金のレッスンを受けることができ、お金持ちになる、というストーリーです。 物語を楽しみながら、「お金持ちになるために必要なこと」を学べるようになっています。

【書評】小さな行動と、複合的なチャレンジが大切『イヌが教えるお金持ちになるための知恵』 本書はいわゆる「お金の入門書」である。 「お金」についてどのように考えるべきか。 お金を稼ぐにはどのように行動したらいいか。 1人の少女の成長ストーリーと重ね合わせながら、学んでいく。 前回論評した『マネーという名の犬』と内容が被る部分が多いため、別視点にて論評していきたい。 『行動は72時間以内にせよ』 3日以内にやらないことは、一生やらない。 すぐに大富豪にはなれなくとも、今出来る小さな行動は必ずある。 すぐ出来る行動に細分化し、まず行動してみることの大切さを説いている。 『正しい目標設定をせよ』 お金を貯金することを目的としてはいけない。 あくまで自分の夢を叶えるための「手段」である。 ただ貯金しても、インフレ等の関係でお金の価値は下がっていく。 「何のためにお金を貯めるか」をぜひ意識してみてほしい。 財布に「本当にそれが欲しいか？」という紙をいれよ。 本文の中にある一文だ。 自分の時間を削って稼いだお金を、本当にそこに使っていいのか。 ぜひ普段の給料を時給換算して考えてみて欲しい。 結局、我々はどうすればいいのか。 答えは「複合的にチャレンジすること」ではないだろうか。 固定費を下げる。 副業する。 正しい知識と適切な金額で、投資信託をやってみる。 どれか1つで成功することよりも、複合的に取り組んだ方がお金が増える可能性は上がる。 悩む前に、まず行動してみて欲しい。