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中大兄皇子伝(上)

黒岩重吾(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社/
発売年月日 2001/05/31
JAN 9784062106573

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中大兄皇子伝(上)

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2009/04/22

650年ごろ。中大兄皇子(天智)と中臣鎌子(のち鎌足。死後藤原)が敵対する蘇我氏,皇子,大王を倒しつつ権力を握り, 大王を中心とした中央集権国家を目指しつつも,志半ばで病で死んでいくまでを描く。 小説では中大兄皇子の弟の大海人皇子(天武)と鎌子の才が光。中大兄皇子は行動力はあるが...

650年ごろ。中大兄皇子(天智)と中臣鎌子(のち鎌足。死後藤原)が敵対する蘇我氏,皇子,大王を倒しつつ権力を握り, 大王を中心とした中央集権国家を目指しつつも,志半ばで病で死んでいくまでを描く。 小説では中大兄皇子の弟の大海人皇子(天武)と鎌子の才が光。中大兄皇子は行動力はあるが,才の多くは鎌足に頼っていた感がある。 内政では鎌足,外交では弟にという風に。 外交面では,その頃は,隋と唐の交代,百済・高句麗の滅亡と新羅の台頭など非常に難しい時代であったと思う。 そんな中,早く日本を中央集権国家としなければならないとするが,古い体質である豪族の不平不満から中々改革は進まない。 政治面では,鎌子,弟と連携し,何とかうまくやっていくが,孝徳大王(軽皇子)の皇后で実の妹の間人皇女と禁断の仲になったり,大海人皇子の妃の額田王を横取りしたりと,女性関係はむちゃくちゃだったと言わざるを得ない。 最後は,弟に王位を譲らないといけないと思いつつも,我が子の大友皇子(弘文)への王位継承の思いもあり,迷った中で死んでいく。 やはり中大兄皇子は入鹿を倒した時が一番輝いていたように感じた。 全2巻

Posted by ブクログ

2007/10/13

物語は中大兄皇子が16歳、 時の大王で中大兄皇子の父である舒明天皇が亡くなり誄(しのびごと)という 今で言う葬式の儀式から始まる。 鎌足との出会い、大化の改新、長子大友皇子、弟大海人皇子、 自らが語るという形で、亡くなるその時までを描いている。 『落日の王子』『茜に燃ゆ 小説...

物語は中大兄皇子が16歳、 時の大王で中大兄皇子の父である舒明天皇が亡くなり誄(しのびごと)という 今で言う葬式の儀式から始まる。 鎌足との出会い、大化の改新、長子大友皇子、弟大海人皇子、 自らが語るという形で、亡くなるその時までを描いている。 『落日の王子』『茜に燃ゆ 小説額田王』『天の川の太陽』と併せて読むととてもいい。

Posted by ブクログ

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