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はじめての唯識

多川俊映(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 春秋社
発売年月日 2001/10/10
JAN 9784393135044

はじめての唯識

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商品レビュー

4.4

5件のお客様レビュー

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2021/09/18

唯識3冊目。全2冊の知識があったからか、一番理解が進んだ。 非常に平易な表現ででまとまてくれているし、阿頼耶識、末那識、意識、前五識を順序立てて、専門用語も絶妙に効果的に散りばめており、文章構成がとてもお上手。難しい専門用語にはフリガナついてるし、大事な点はくどくならない程度に繰...

唯識3冊目。全2冊の知識があったからか、一番理解が進んだ。 非常に平易な表現ででまとまてくれているし、阿頼耶識、末那識、意識、前五識を順序立てて、専門用語も絶妙に効果的に散りばめており、文章構成がとてもお上手。難しい専門用語にはフリガナついてるし、大事な点はくどくならない程度に繰り返し説明してくれているし。そもそもこの本が非常に良書なんだろう、おすすめ。 阿頼耶識は過去から連綿と受け継いでいる知ることや認識することができない核なるもの(種子)で、種子→現行→薫習→種子というサイクルによって後天的にも営まれる。 この本を読んで、末那識についての理解が一番深まったかな。阿頼耶識は諸行無常、無我なるものなのに対し、利己的なフィルターで認識してしまう無意識領域なのだ、という個人的理解。人は実際のものを本質的に理解・認識していないのだとうプロセスも、三能変という段階を経ているのだと具体的に提示してくれており、こちらの理解もぐっと深まった気分。 成仏の域を目指し仏道入ろうとかは考えていないけど、現代に生きる上での人生観・指針という観点で唯識の考えを知っているのと知らないのでは、世の中の見え方が広がり多面的になるのでは、リベラルアーツですな。ははは。

Posted by ブクログ

2012/02/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

2011.02.03-09 ◆本質と影像との関係 ○三類境(さんるいきょう)? *性境:本質にもとづいて変現された影像。 *独影境:本質にかかわりなく、作意の力で映し出された影像(幻覚) *帯質境:本質を根拠にするが、正しく認識できなかった影像(錯覚、誤認) ◆認識作用 ○能変の心? *初能変の心・・・阿頼耶識 *第二能変・・・末那識 *第三能変・・・了別作用(意識・前五識) ◆縁起観 ○唯識の四縁? *ものごとの生起の原因 *因縁、等無間縁、所縁縁、増上縁 ○因縁? *直接的な原因。 *種子因縁、現行因縁 ○等無間縁(とうむけんねん)? *一定の心のはたらき(心王・心所)が続いて起こる場合、先行する心王・心所が後続の心王・心所の縁になること。 *果と同等の縁 *縁と果の間に中間に異なるものが入らない ○所縁縁(しょえんねん)? *認識の対象(相分)が縁になる *本質(ほんぜつ)もここに含まれる。 ○増上縁(ぞうじょうえん)? *上記以外に作用する助縁 *協力(与力増上縁)、見守る(不障増上縁) ○心法と色法の成立? *心法(精神的なもの)は、四縁によって生起 *色法(物質的なもの)は、因縁、増上縁の二縁によって生起 ○刹那滅(せつなめつ)? *種子は、たえず生滅変化する。 ○果倶有(かぐうゆう)? *種子は、現行を同時に有する。 ○恒随転(こうずいてん)? *種子は、ときれることなく相続する。 ○性決定(しょうけつじょう)? *種子は、現行と性質(善・悪・無記)が同じ。 ○待衆縁(たいしゆえん)? *種子は、いろいろな縁(条件)を待って現行する。 ○引自果(いんじか)? *種子は、自分と同"種類"の結果を生む。 *種類とは、心法、色法、不相応行法。 *心法→心法 色法→色法 不相応行法→不相応行法 ◆前五識 ○前五識の特徴 *それぞれの対象をただそのままに知るだけ。 *ただ現在を認識するだけ。 *かならず第六・意識とともに起きる。 ○根? *感覚器官。五識に対して五根。 *扶塵根(ふじんこん)と勝義根(しょうぎこん)に二つにわかれる。 *扶塵根:感覚器官(体) *勝義根:感覚機能(用) ○勝義根? *生物学的な制約を受ける。ex.犬の嗅覚は人間の6000倍 ・・・U^ェ^U *個体によって違う。ex.微妙な音階を聞き分ける人 ・・・(^^♪ ○前五識の心理作用 *遍行:作意, 触, 受, 想, 思 *別境:欲, 勝解, 念, 定, 慧 *善:信, 慚, 愧, 無貪, 無瞋, 無癡, 勤, 軽安, 不放逸, 行捨, 不害 *煩悩:貪, 瞋, 癡 *中随煩悩:無慚, 無 *大随煩悩:掉挙, 昏沈, 不信, 懈怠, 放逸, 失念, 散乱, 不正知 ○反対に前五識の心理作用でないものは? *煩悩:慢, 疑, 悪見 *小随煩悩:忿, 恨, 覆, 悩, 嫉, 慳, 誑, 諂, 害, 驕 *不定 :悪作, 睡眠, 尋, 伺 これらは意識だけでコントロールできるのかな。・・・(^-^)V

Posted by ブクログ

2010/08/17

興福寺の南円堂の売店で購入しました。『唯識十章』の改題・増補・新装版ですが、これほど分かりやすい本はないと思いました。

Posted by ブクログ

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