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待ち暮らし ハヤカワ・ノヴェルズ

ハジン(著者), 土屋京子(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房/
発売年月日 2000/12/31
JAN 9784152083227

待ち暮らし

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商品レビュー

4.5

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2011/06/26
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【粗筋・概要】 軍医・林(リン)は、恋人の看護婦・曼娜(マンナ)と結婚するために、愛情を感じない妻・淑玉(シュユイ)と離婚しようとするもの、思い通りにはなかなかいかない。18年経ってようやく離婚が成立し、ふたりは結婚するが、待ち暮らした末に手に入れたにしては「退屈で、めちゃくちゃで、うんざりするほど疲れる結婚生活(P286)」だった。 【感想】 オーソドックスで、そして面白い小説。 主人公の林は優しく節度ある理性的な男だけれど、歯がゆいぐらいに弱い人物。それでも、私としては共感を覚えた。他人の目や評価を気にして、「いつも楽なほうを選ぶ(P18)」ところなど。 林と曼娜は幾多の困難を乗り越えて、結婚することができた。けれども、困難や苦しみは必ずしもふたりの絆や情を深めるものとは限らない。疲れて磨り減ってしまうこともある。なんかわかる。他人事には思えない。 この小説の舞台は1960年代後半(文化大革命期)から1980年代の中国。中国共産党が人々の性的なプライベートの生活まで干渉してくるのは驚いた。たとえば、病院の敷地外を夫婦や婚約関係でない男女がふたりで出歩いていけないとか、下士官は恋人を持っていけないなど、ありえない規則がある。 人名や地名、固有名に既出であっても逐一ルビが振ってあるので、見慣れない言葉や読み方に苦労することはなかった。嬉しい心配り。

Posted by ブクログ

2009/09/04

優柔不断な主人公の男は,何も自分で決断することなく,ひたすら「待って暮らす」。 そして,意外な結末が…。 物語は非常にゆったりとすすみ,中国の広大な大地と悠久の歴史を想起させる。

Posted by ブクログ

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