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漆の実のみのる国(上) 文春文庫

藤沢周平(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋/
発売年月日 2000/02/09
JAN 9784167192327

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商品レビュー

3.6

29件のお客様レビュー

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2010/05/28

恐るべき貧乏藩を受け…

恐るべき貧乏藩を受け継いだ慈悲深い君主・上杉鷹山とその家臣たちの苦闘の物語。最後が尻きれトンボなのは、著者の遺作であり、最後まで書く体力がなかったためらしいが、そこが惜しまれる。

文庫OFF

2010/05/28

江戸時代の米沢藩藩主…

江戸時代の米沢藩藩主上杉鷹山の物語です。上杉謙信を祖に持つ昔大国、今貧乏藩の米沢藩に青年藩主として上杉治憲(後に鷹山)が苦闘しながら藩政改革に取り組む様は、現代でも庶民が求める政治家のあるべき姿に思えます。しかしいつの時代も天災は人の思惑を超えたところで起こり、人の生活は振り回さ...

江戸時代の米沢藩藩主上杉鷹山の物語です。上杉謙信を祖に持つ昔大国、今貧乏藩の米沢藩に青年藩主として上杉治憲(後に鷹山)が苦闘しながら藩政改革に取り組む様は、現代でも庶民が求める政治家のあるべき姿に思えます。しかしいつの時代も天災は人の思惑を超えたところで起こり、人の生活は振り回されます。また藩政改革にともに取り組んだ人の心の移ろいもあります。とりあえず読んで損はない一冊と思います。

文庫OFF

2023/09/10

印象に残った箇所については、以下のとおり。 【P17】膝に十月の冷えが這い上がってきた。しかし家老の部屋に暖をとる火が配られるのは、まだ崎になるはずだった。 【P22】兼続は領民に勤勉を説いたが、搾取はしなかった。年貢もこの時代に言う三ツ七分、三七パーセントほどで、当時として...

印象に残った箇所については、以下のとおり。 【P17】膝に十月の冷えが這い上がってきた。しかし家老の部屋に暖をとる火が配られるのは、まだ崎になるはずだった。 【P22】兼続は領民に勤勉を説いたが、搾取はしなかった。年貢もこの時代に言う三ツ七分、三七パーセントほどで、当時としては低い率だったと言わざるを得ないが、兼続の経営策は、目前の困窮を脱するために領民をしぼることを排し、むしろ領民を育て、暮らしむきをよくすることで、領土の潜在的な富をふやして行こうとするものだった。 【P162】また同じ論達の中で、治憲は座して滅びを待つより、君臣力をあわせて心力の尽きるまで大倹約令を行えば、あるいは国の立ち行くこともあろうかと、このことを屹と思い立った、と述べた。 【P231】郷村出役の諭告は農の困苦を理解し、少しは酒ものみ、遊びもした上ではげめと言っている。農民に対する藩のこの態度の変化は、単純に時代の差では片づけられないものがあり、こうしたことあるいは藩主みずからの雨乞い祈願などから、庶民は為政者の側から新しい風かま吹いてきたことを鋭く感じ取ったに違いない。

Posted by ブクログ

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