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東京都の不思議事典(下巻)
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東京都の不思議事典(下巻)
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「東京都の不思議」のタイトルを見て興味がわいたので読んだ。 昨日の「ブラタモリ」で玉川上水が話題になっていた。ここでも玉川上水はなぜ今の位置に作られたかとして取り上げている。玉川上水は、羽村の取水堰(せき)から多摩川の水を引いて、四谷の大木戸までの全長48キロにわたる上水...
「東京都の不思議」のタイトルを見て興味がわいたので読んだ。 昨日の「ブラタモリ」で玉川上水が話題になっていた。ここでも玉川上水はなぜ今の位置に作られたかとして取り上げている。玉川上水は、羽村の取水堰(せき)から多摩川の水を引いて、四谷の大木戸までの全長48キロにわたる上水道として作られた。 ブラタモリ - NHK ブラタモリでは、江戸の東側はもともと湿地で、飲めるような水がなかったので、玉川上水が必要になったと説明していた。 少しでも土地の高い所を流れるように設計していたというから当時、水道が求められていたことがよく分かる。 来月になるともう12月だ。今年の冬至は12月22日になる。冬至とは、北半球で太陽の南中高度が一番低い日で、昼の長さが1年で最も短い。 早稲田大学の文学部のある戸山キャンパスの近くにある穴八幡宮では、冬至に合わせて「一陽来復」のお守りが授与される。このお守りは授かるのが早いほどよいという事で、冬至の日の午前5時の売出しより前から多くの人が並ぶ。 読んでいて驚いたのが明治時代にもチカンがいたことだ。1912年1月28日の「東朝新聞」に不良学生に関する記事が載っていた。 この不届き者たちは、山手線などで通学する女学生と同じ時間に合わせて乗車して、混雑を利用して女学生の身体を触る、美しい姿を見て楽しむという「ド変態」ぶりを発揮した。この連中は、女学生が多く乗る電車を「花電車」と呼んでいたそうだ。 鉄道院は、対策として女学生通学のための婦人専用電車の運転を始めた。中野・昌平坂間を走る2両編成のうちの後ろの1両を婦人専用とした。この婦人専用電車は、各学校で通達があったことで初日から多くの女学生が利用したそうだ。 そしてもう1つ驚いたのが多摩川で鵜飼いが行われていたことだ。かつては全国で行われていた鵜飼い。春になると鮎が上流を目指してやって来る。江戸に近い立地条件を活かして、鮎を売っていた。 明治以降でも、立川や日野周辺で観光ショーとして鵜飼いを行っていた。明治天皇などの皇族がたびたび見に訪れていたが、戦後になると行われなくなった。 東京にも不思議なことがたくさんあって興味深く読んだ。
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