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新ヨーロッパ大全(2)

エマニュエルトッド【著】, 石崎晴己, 東松秀雄【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 藤原書店
発売年月日 1993/06/30
JAN 9784938661755

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商品レビュー

3.5

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2017/01/05

 トッドさんは、人類学的基底としての家族制度と農地制度によって、ヨーロッパを空間的に切り分けて、そこに歴史上の事件を時間とともに当てはめていく。いつ起こったかとどこで起こったかも歴史には重要だからである。  また、近代性を識字化、工業化、脱キリスト教化という時間で輪切りにして分析...

 トッドさんは、人類学的基底としての家族制度と農地制度によって、ヨーロッパを空間的に切り分けて、そこに歴史上の事件を時間とともに当てはめていく。いつ起こったかとどこで起こったかも歴史には重要だからである。  また、近代性を識字化、工業化、脱キリスト教化という時間で輪切りにして分析してゆく。そのため、1730年から1800年、1880年から1930年、1965年から1990年といった独創的な時代区分が採用される。そこで家族制度に根を持つ自由や平等の価値の重み付けが、如実に現れて近代化の進展について非常に納得のいく説明が得られる。イギリス、フランス、ドイツは同じ近代でもその性格、進展の仕方はいろいろと違うのである。  宗教は理想郷を死後の世界に設定し、脱キリスト教化して宗教亡き後のイデオロギーは理想の国を未来の現実世界に求めるという分析もとても鋭いと思った。人は何か信じるものがないと安心して生きられない。  社会主義、民族主義にも家族型によってそれぞれの表出形態があり、また、ヨーロッパにあるキリスト教なんちゃらという政党の由来なんかも社会主義や民族主義イデオロギーに対抗するための保守勢力としての反動的宗教イデオロギーと呼ばれる説明がなされていてためになった。  トッドさんによれば、ヨーロッパにおいては1965年現世に誰も食うに困らないもはや地獄とは呼べない世界が現れて、イデオロギーは解体していくと分析されている。もう、現実に理想郷が実現してしまったのである。人々はみなそれなりには満ち足りていてこれまでの経済成長の経験からか右肩上がり悪くても現状維持を望み、イデオロギーは右にしろ左にしろ保守的にしかなり得ないそうで、これまた納得。  アラブ諸国や日本についても分析されているそうだから、次はそちらを是非読みたいと思う。実はもう、図書館に予約している。 Mahalo

Posted by ブクログ

2005/11/20

?絶対家族主義−親子関係は自由主義的であるが兄弟関係は非平等主義的家族−北海周辺 ?平等主義核家族−親子関係は自由主義的リベラル、兄弟関係は不平等−ローマ時代の遺産の1つ ?直系家族−親子関係は権威主義的、しかし兄弟関係は不平等−ゲルマン世界/日本/韓国 ?共同体家族−親子関係は...

?絶対家族主義−親子関係は自由主義的であるが兄弟関係は非平等主義的家族−北海周辺 ?平等主義核家族−親子関係は自由主義的リベラル、兄弟関係は不平等−ローマ時代の遺産の1つ ?直系家族−親子関係は権威主義的、しかし兄弟関係は不平等−ゲルマン世界/日本/韓国 ?共同体家族−親子関係は権威主義的、兄弟関係は平等主義的−西ヨーロッパには少ないが世界には多い。ロシア/中国/ベトナム/東ヨーロッパ

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