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時間の砂(上)

シドニイシェルダン【作】, 天馬龍行, 紀泰隆【訳】

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 アカデミー出版サービス
発売年月日 1989/10/10
JAN 9784900430068

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2016/09/02

当時『なるほど・ザ・ワールド』という世界のトピックをクイズにした番組が人気を博していたことを記憶している方もいらっしゃると思うが、その中でスペインの牛追い祭について放送されたことがあった。その映像は衝撃的で、映像の中には牛の角に太股を刺されて突き上げられている者や、転倒して人ごみ...

当時『なるほど・ザ・ワールド』という世界のトピックをクイズにした番組が人気を博していたことを記憶している方もいらっしゃると思うが、その中でスペインの牛追い祭について放送されたことがあった。その映像は衝撃的で、映像の中には牛の角に太股を刺されて突き上げられている者や、転倒して人ごみの波と牛の大群に踏まれて消えていく者も散見され、実際死者も大勢出ているようで、スペイン人ってやつは無茶するなぁと思っていたが、本編はその牛追い祭から幕を開ける。その狂騒を利用してバスクのレジスタンスが行動を起こす、そんな内容だったように思う。 シドニー・シェルダンはアメリカの作家でありながら、作中の舞台をアメリカに固定せず、南アフリカやスペイン、ヨーロッパ諸国と実に多彩だったように思う。高校生当時はアメリカでさえ小説の舞台として馴染みの薄い国だったので気にならなかったが、数多の海外作品を読んだ今振り返ってみると再認識させられる。 で、本作は詳細は忘れたが、ハイメ・ミロ率いるレジスタンス軍と修道院の尼僧4人が逃亡行を共にする内容で、これがまた読ませる。普通、レジスタンスの人質として追随する修道女ならば世間知らずゆえに恭順にならざるを得ないのだが、選らばれた4人は無色透明な修道女にあって、それぞれに複雑な事情を持った異色の存在。この辺の味付けは上手いね。特に4人の修道女の性格付がたくみであり、私はその中でも特に犯行からの逃走中に隠れ蓑として修道院に入ったルチアがお気に入りだった。 そしてこの状況の変化で4人の修道女たちも変化を強いられ、厳格な規律に守られた修道院生活ゆえに、心に波立てることなく毎日を平穏に暮らし、神へ仕える日々に人生の喜びまで見出していた彼女らが、世俗とレジスタンスらの男に感化され、俗性を取り戻していく。しかし確か1人はどうしても俗世に馴染めず、次第に狂っていき、そして最後に驚愕の行動に出るところは、人物が人物だっただけにかなりの衝撃を受けた。

Posted by ブクログ

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