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吉原はこんな所でございました
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商品レビュー
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『吉原』という世界を実体験で過ごした人のノンフィクション。 コレって、マジ価値ある一冊です。 吉原っても、花魁じゃなくて、その手前の『引き手茶屋』(松葉屋)の話です。 プロローグ+5章とエピローグで構成。 当時の地図とかも入っていて非常に興味深く読ませたもらいました。 花魁たち...
『吉原』という世界を実体験で過ごした人のノンフィクション。 コレって、マジ価値ある一冊です。 吉原っても、花魁じゃなくて、その手前の『引き手茶屋』(松葉屋)の話です。 プロローグ+5章とエピローグで構成。 当時の地図とかも入っていて非常に興味深く読ませたもらいました。 花魁たちの人生とか、当時の様子とか背景とか。 戦前の吉原、赤線と呼ばれた戦後の吉原。 その後、『吉原』を残そうと奔走して『花魁ショー』まで考案したり。 物凄い勉強になりました。 吉原って実に興味深い。 太夫、傾城クラスの人ってどんだけ文化人なんだよって… 唄読んで、琴弾いて時勢の話題に事欠かず、お茶に踊りに。 頭が回って、芸事に秀でて、それでいてメッチャ美人。しかも床上手。 一番驚いた事実は『進駐軍特殊慰安施設』という無電(むせん‐でんしん【無線電信】の略。電線を媒介とせず、電波を利用して符号で行う通信)が昭和21年の8月18日に打たれていた事の事実。 それこそ、江戸時代から続いた『文化発祥の地』です。 しかも天下のお墨付き。 すごいシステムだと思う。 文化だけでも再現出来ない物かと思います。
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