(2015.07.22読了)(2003.01.20購入) 【目次】 第53章　紀皇女 第54章　開眼会 第55章　譲位 ☆関連図書(既読) 「天上の虹(01)」里中満智子著、講談社、1984.09.14 「天上の虹(02)」里中満智子著、講談社、1985.05.14 「天上の虹(03)」里中満智子著、講談社、1986.01.14 「天上の虹(04)」里中満智子著、講談社、1986.11.14 「天上の虹(05)」里中満智子著、講談社、1987.07.13 「天上の虹(06)」里中満智子著、講談社、1988.03.12 「天上の虹(07)」里中満智子著、講談社、1988.12.13 「天上の虹(08)」里中満智子著、講談社、1989.10.13 「天上の虹(09)」里中満智子著、講談社、1990.09.13 「天上の虹(10)」里中満智子著、講談社、1991.05.13 「天上の虹(11)」里中満智子著、講談社、1992.02.13 「天上の虹(12)」里中満智子著、講談社、1992.11.13 「天上の虹(13)」里中満智子著、講談社、1993.08.10 「天上の虹(14)」里中満智子著、講談社、1994.07.13 「天上の虹(15)」里中満智子著、講談社、1995.04.13 「天上の虹(16)」里中満智子著、講談社、1997.08.07 「天上の虹(17)」里中満智子著、講談社、1999.06.11 「天上の虹(18)」里中満智子著、講談社、2002.01.11 (表紙より) 後継者は、望みどおり珂瑠に定まった。しかし、皇太子の政治力はまだ頼りない。 讃良の不安と焦りはいっそう募る。 唐に匹敵する国家を造りたい、孫・珂瑠の治世を安泰にしたい―。 その意思に反し、讃良は病魔に冒される！

皇太子に決まった珂瑠くんの正妻だった紀皇女が自殺。 その裏には１０歳も年下で年齢よりもはるかに頼りない珂瑠くん以外の男性（弓削皇子）との不適切な関係が…。 だけど、そもそも前半で蘇我赤兄の血筋をめちゃめちゃ嫌っていた讃良さんが目のなかに入れても痛くないくらい偏愛している実の孫の正妻に赤兄の血をひく紀皇女を選ぶというのが納得できないんだよなぁ…。 紀さんについては、ほとんど史実がわかっていないから、作者さんの創作なんだろうけど、かなりキツイ。 珂瑠くんは文武天皇として即位したけど、これまた魅力のない描き方だしなぁ…。