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攻殻機動隊(デラックス版)(1)
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攻殻機動隊(デラックス版)(1)
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商品レビュー
4.4
105件のお客様レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
広大、深遠な世界観を打ち立てたSFにして、「攻殻機動隊」サーガの原点。 西暦2029年…企業のネットが地球を覆い、電子や光が駆け巡っても国家や民族が消えてなくなるほど情報化されていない近未来。 アジアの一角に横たわる奇妙な企業集合体国・日本。マイクロマシン技術を使用して脳の神経ネットに素子(デバイス)を直接接続する電脳化技術や、義手・義足にロボット技術を付加した発展系であるサイボーグ(義体化)技術が発展、普及した。生身の人間、電脳化した人間、サイボーグ、アンドロイドが混在する社会の中で、テロや暗殺、汚職などの犯罪を事前に察知してその被害を最小限に抑える内務省直属の攻性公安警察組織「公安9課」(通称「攻殻機動隊」)が暗躍する。 科学技術は飛躍的に進んだものの、退廃し、荒んだサイバーパンクの近未来像がまずたまりません。1991年という、インターネットがまだ普及していない時代にこの作品を世に放った作者の先見性にも驚愕させられます。緻密に描き込まれた背景描写と、「機械にはない人間性とは」という哲学的な問いを投げかける、無二の作品と思います。映画・アニメ等、「攻殻機動隊」の世界は広がっていきますが、映画・アニメに見られるシリアスさが原作漫画では薄めで、コミカルな描写や、草薙素子のふざけた陽キャっぷりが意外です。
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攻殻機動隊SACから攻殻を知って原作に手を出さないまま、10年以上経ってしまった…いま思うともっとはやく読んでおけばよかったと思った… このサイバーパンクの世界観が好きなんだなと再確認できたのはとても良かった。人間性に対する問いが所々あってもっと読めば別の発見もできるのかなと思っ...
攻殻機動隊SACから攻殻を知って原作に手を出さないまま、10年以上経ってしまった…いま思うともっとはやく読んでおけばよかったと思った… このサイバーパンクの世界観が好きなんだなと再確認できたのはとても良かった。人間性に対する問いが所々あってもっと読めば別の発見もできるのかなと思った。
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アニメの『S.A.C』を観たので、久々に再読してみた。まず攻殻機動隊シリーズは原作がすごい。原作が持つ先見性と、様々な解釈を生む可能性に星5つ。シリーズに通底している「人間とは:人間の定義とは」という哲学的で宗教的でもあるテーマがずっしりと提起されている。その深みと奥行きはアニメ...
アニメの『S.A.C』を観たので、久々に再読してみた。まず攻殻機動隊シリーズは原作がすごい。原作が持つ先見性と、様々な解釈を生む可能性に星5つ。シリーズに通底している「人間とは:人間の定義とは」という哲学的で宗教的でもあるテーマがずっしりと提起されている。その深みと奥行きはアニメシリーズで随分と万人受けするものに変換されて、世界中にファンを生むに至ったが、原作の価値は今なお衰えることがない。
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