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屍人荘の殺人 創元推理文庫

今村昌弘(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2019/09/11
JAN 9784488466114

屍人荘の殺人

¥814

商品レビュー

3.8

651件のお客様レビュー

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2024/04/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白い。 誇張や共感できない文言が踊ることの多い帯の煽り文句だが、本書帯の『前代未聞のクローズドサークル』の言葉には偽りなし。 本編だけでなく解説も良かった。 読んでいる途中でも本のジャンルがコロコロ変わるようで、「コレ、ミステリーになるのか?」や「(内部の殺人を解決しても)コレ、どうやってオチつけるんだ?」となりながら読み進めた。 ゾンビハザードによる外側の密室はミステリーの常識を大きく外れていて、「こんな発想あるのか!?」と驚愕した。 しかしよく考えれば、私は、三津田信三の怪異と本格推理の同居した作品群や綾辻行人のミステリーの手法を組み込んだホラー作品『アナザー』が好きなのだから、こういった組み合わせを受け入れないわけがない。驚くと共に楽しく読み進められた。 イロモノっぽい設定だが、推理部分も手抜きではなくしっかりしてる。 極限状態での推理の中で怪しげに見える人物が次々出てくる。 最初は高木、次に名張、菅野と生き残りの多くが犯行が可能で怪しく見えるようになり、次の事件が起きてもそれぞれの可能性が潰れることはなく怪しいまま。上手い。 高木は静原と一緒にいる事が多いので、静原と共犯の可能性もあり、終盤には菅野と名張が共犯の可能性も考えられてくる。共犯関係でなくとも庇っている場合を考えると、それぞれの証言にもフェイクが含まれていることも頭をよぎり、二階堂黎人の『人狼城の恐怖』を思い出し誰に背中を任せるべきか全く予想がつかない。 また、葉村が推理小説の定石を先に述べ、それを“現実ではあり得ない”と否定することでお決まりの流れをあえて壊している。 推理小説の手法を一部取り入れた推理をしながら、展開はそのベタな定石を踏まないようにしている。推理小説を読みながら何か違うものを読んでいるような感覚に襲われる。 謎解きは最後に怒涛の勢いで行われるが、 最初に思わせぶりに扱われて以降、長く触れられなかった葉村の頭の傷(= 葉村の心の闇の部分)や、大切だと言い切っているのに取りに行かないことにイライラしていた時計(とその理由)も物語の核であったことがわかり、謎のご開帳まで楽しむ事ができた。 最後は葉村が助手になることを断り、「剣崎だけが次作に引き継がれるのか」と思ったが、次の段でミステリー愛好会に加わり共に活動している場面で幕が閉じる。 助手という点については、明智だけの助手ということなのか。 解説によれば次作も好評のようである。次作で二人が関係をどう説明するのか楽しみである。

Posted by ブクログ

2024/04/13
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クローズドサークルという ミステリー好きには堪らない設定にハラハラは したが、その要因とされるゾンビ設定が私は好きになれなかった…ミステリーとゾンビという全く別なファンタジー同士の組み合わせ。私はミステリーだけで楽しみたいかな〜 あと、明智さんがいなくなるのが呆気ない。 最後まで実は生き延びてて事件を解決っていう展開を期待してたけど残念… まぁゾンビ映画とか好きな人にはハマると思う!

Posted by ブクログ

2024/04/10
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インスタのリールでよくおすすめに出てきたので興味が湧き手に取りました。 ミステリーによくあるホームズとワトソンの名コンビ結成かと思いきやホームズは序盤に脱落 絶対にもう一度登場すると思っていたけどああやって出てくるなんて、、、悲しすぎる 2代目ホームズが出てくるのはなかなか珍しい 登場人物多くて最初は覚えるの大変だったけどそれぞれ個性的で覚えやすかった けど私の推しの下村を速攻退場にしてしまうのはいただけないな(笑) うまくまとまっていて読みやすかった!

Posted by ブクログ

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