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三鬼 三島屋変調百物語四之続 角川文庫

宮部みゆき(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2019/06/14
JAN 9784041077610

三鬼

¥1,056

商品レビュー

4.3

72件のお客様レビュー

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2024/03/29

黒白の間に来た13歳のおつぎは、自分の村で起きた不思議な旅籠について語る。あの絵師が来なければ、あんなことにはならなかったのに…と。だるま屋の主人は、夏しか商いをしない理由を語る。ひだる神と共に商いを大きくしてきたことを。お武家さまが語ったのは、ある村に現れる鬼のこと。そして、三...

黒白の間に来た13歳のおつぎは、自分の村で起きた不思議な旅籠について語る。あの絵師が来なければ、あんなことにはならなかったのに…と。だるま屋の主人は、夏しか商いをしない理由を語る。ひだる神と共に商いを大きくしてきたことを。お武家さまが語ったのは、ある村に現れる鬼のこと。そして、三島屋には次男の 富次郎が戻り、深考塾の若先生・青野利一郎が故郷に帰ることになった。貸本屋の瓢箪古堂の勘一と出会い、お近のご縁がつながる。 どの話もおもしろくて、人の世は何とも不思議なものだと感じさせられた。死者を蘇らせるための旅籠を作った絵師の話。ひだる神がお店を繁盛させすぎて太ってしまい、家が傾く話。洞ケ森村での悲しい鬼の話。生き霊のお梅さんが語る 美仙屋のおくらさまの話。三島屋には富次郎も帰ってきて、おちかの心も少しずつ晴れてきたように感じる。今後はおちかと勘一の行く末も気になるところ。

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2024/01/30

いうなれば、三島屋変百物語、大転換点! 人の業物(旅籠)、憎めない隣人物(ひだる神)、ホラー物(三鬼)、ミステリ物(おくさらま) 好みの話物が豪華もりもりもりだくさん。 青野先生の旅立ちと共に、新たなキーパーソンを迎え、次巻も期待膨らむ。

Posted by ブクログ

2024/01/26

三島屋主人の姪、おちかが聞き手を務める変わり百物語シリーズ4作目。 亡者が集まる「迷いの旅籠」 腹ペコ神がかわいい「食客ひだる神」 人が鬼か、鬼が人か「三鬼」 出会いと別れがある「おくらさま」 以上4作品を収録。→ 「食客ひだる神」がとにかく好き!「あんじゅう」好きな方は間違い...

三島屋主人の姪、おちかが聞き手を務める変わり百物語シリーズ4作目。 亡者が集まる「迷いの旅籠」 腹ペコ神がかわいい「食客ひだる神」 人が鬼か、鬼が人か「三鬼」 出会いと別れがある「おくらさま」 以上4作品を収録。→ 「食客ひだる神」がとにかく好き!「あんじゅう」好きな方は間違いなくハマる!“「うんうん」する”に萌えること間違いなし(笑) 「三鬼」も怖かったけど、私は「迷いの旅籠」の最後、彼が放つ言葉にドキッとした。「いい人」「やさしい人」はそちら側から見たらそうじゃない場合もあるのだな、と。→ 「おくらさま」は内容も惹きつけられるけど、シリーズ的に重要なお話。おちかちゃんがまた一つ経験を重ねたな、と。 私は宮部さんのこの書き方がとても良いと思った。 次はさらに話が進むみたいなので楽しみ!

Posted by ブクログ

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