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クロイドン発12時30分 新訳版 創元推理文庫

F.W.クロフツ(著者), 霜島義明(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東京創元社
発売年月日 2019/02/20
JAN 9784488106348

クロイドン発12時30分 新訳版

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商品レビュー

3.2

8件のお客様レビュー

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2023/12/05

著者、F・W・クロフツさん、どのような方かというと、ウィキペディアには、次のように書かれています。 ---引用開始 フリーマン・ウィルス・クロフツ(Freeman Wills Crofts, 1879年6月1日 - 1957年4月11日)は、アイルランド生まれのイギリスの推理...

著者、F・W・クロフツさん、どのような方かというと、ウィキペディアには、次のように書かれています。 ---引用開始 フリーマン・ウィルス・クロフツ(Freeman Wills Crofts, 1879年6月1日 - 1957年4月11日)は、アイルランド生まれのイギリスの推理作家。リアリズムを重視した一連の推理小説で知られる。 ---引用終了 で、本作の内容は、次のとおり。 ---引用開始 九月七日十二時三十分クロイドン発フランス行き。十歳のローズ・モーリーは初めて飛行機に乗った。父と祖父、祖父の世話係が一緒だ。パリで交通事故に遭った母の許へ急ぐ旅であることも一時忘れるくらいわくわくする。あれ、お祖父ちゃんたら寝ちゃってる。―いや、祖父アンドルー・クラウザーはこときれていた。自然死ではなく、チャールズ・スウィンバーンに殺されたのである。 ---引用終了 本作は、倒叙名作の一つと言われているようです。 ちなみに、他の名作を挙げると、 ・リチャード・ハルの『伯母殺人事件』 ・フランシス・アイルズの『殺意』 リチャード・ハル(1896~1973)は、イギリスの方。 フランシス・アイルズ(1893~1971)も、イギリスの方。

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2023/10/25

チャールズは工場の経営に行き詰まり、求婚相手のユナはお金のない男は相手にしない。頼みの綱の叔父は全くお金を貸してくれない。チャールズは従業員と叔父の命を秤にかけ、叔父の殺害を決意する。 フランシス・アイルズの「殺意」、リチャード・ハルの「伯母殺人事件」と並んで3大倒叙ミステリー...

チャールズは工場の経営に行き詰まり、求婚相手のユナはお金のない男は相手にしない。頼みの綱の叔父は全くお金を貸してくれない。チャールズは従業員と叔父の命を秤にかけ、叔父の殺害を決意する。 フランシス・アイルズの「殺意」、リチャード・ハルの「伯母殺人事件」と並んで3大倒叙ミステリーと言われる作品。 同じ倒叙ミステリーでも、刑事コロンボとか古畑任三郎と違い、探偵がジワジワと犯人を追い詰めていくといったサスペンス的な要素はあまりなかった。 倒叙ミステリーではあるんだけど、法定ミステリーと警察ミステリーも含まれる作品で、特に犯人の犯行に至るまでの動機と準備が丁寧に描かれているのが特徴。

Posted by ブクログ

2023/03/01

 不況の煽りを受け経営者チャールズの工場は閉鎖寸前、頼みの綱は叔父の財産だったがあえなく断られる。 先の短い一人の老獪と将来のある従業員たちを天秤にかけたチャールズは・・・。 古典中の古典の倒叙ミステリです。 一章にて叔父が殺されます。 当然犯人はチャールズなのですが二章以降の...

 不況の煽りを受け経営者チャールズの工場は閉鎖寸前、頼みの綱は叔父の財産だったがあえなく断られる。 先の短い一人の老獪と将来のある従業員たちを天秤にかけたチャールズは・・・。 古典中の古典の倒叙ミステリです。 一章にて叔父が殺されます。 当然犯人はチャールズなのですが二章以降のチャールズの計画・行動・心理描写が素晴らしい。 人間の一喜一憂、警察の領分や法廷の様子を丁寧に描いている。 ミステリにありがちな過剰な装飾や目立ちたがりな探偵や警部は登場せず現実に則った警察と容疑者の攻勢が描かれる。 派手さを削いだリアル故の地味、解決に至るまで精緻を究めた一作。

Posted by ブクログ

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