商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 筑摩書房 |
発売年月日 | 2019/02/07 |
JAN | 9784480435767 |
- 書籍
- 文庫
他人のセックスを見ながら考えた
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他人のセックスを見ながら考えた
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商品レビュー
4.2
12件のお客様レビュー
『男しか行けない場所に女が行ってきました』(2015年刊)を文庫化にあたり改題。 簡単に言うと、著者が男性向け性風俗産業のライターの仕事を通して考えたことを書いたエッセイ。 ……と、これだけ書くとイロモノ感がハンパないと思うのだが、どうにもそれだけでは収まらないものがある。 とい...
『男しか行けない場所に女が行ってきました』(2015年刊)を文庫化にあたり改題。 簡単に言うと、著者が男性向け性風俗産業のライターの仕事を通して考えたことを書いたエッセイ。 ……と、これだけ書くとイロモノ感がハンパないと思うのだが、どうにもそれだけでは収まらないものがある。 というか、著者の考えに圧倒される本なのだ。 安易なフェミニスト本ではなく、正義感ぶった社会派ルポルタージュでもない。 赤裸々で下世話な話といえばそうかもしれないが、私たち女性がずっとモヤモヤし続けながらも目を背けてきたことを、ものすごい文才で言語化している。 最近たて続けに何冊か著者の本を読んだが、マンガよりエッセイの方が圧倒的に向いているような気がする。
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改めてグロテスクさというか、男女の偏りを強く感じる本だった。無意識のうちに男だから仕方ないと考えてしまう自分を恥じた。男社会は見たいものだけを見て、聞きたくないことは耳をふさぐというスタンスでここまで来てしまっていると考える。その分の不快さを女性に押し付けてしまっているのではない...
改めてグロテスクさというか、男女の偏りを強く感じる本だった。無意識のうちに男だから仕方ないと考えてしまう自分を恥じた。男社会は見たいものだけを見て、聞きたくないことは耳をふさぐというスタンスでここまで来てしまっていると考える。その分の不快さを女性に押し付けてしまっているのではないか、と。 とあるテレビ番組について述べられた部分で、差別というのは、社会規範をきちんと身に着けた人が、その社会のコードに従って行うものという話を思い出した。男社会、むしろ日本社会の優等生であればあるほど、無意識に差別をして、差別をしたことにすら気がつかないのだと思う。 少しづつ、少しづつよくなっていけばいいと思う。急に変わるのはバックラッシュが大きいから、ゆっくりと。じわじわと。不可逆的に変わっていく必要があるのだと思う。男性が好きなことを言えないとか、生きづらくなったとかいう主張には、それぐらいでちょうどいいんだ、いままで甘やかされすぎたんだと言いたい。そんなことを考える本だった。
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田房永子さんが関わってきたエロ業界の話。「私はしずかちゃんになりたかったからエロ業界に入った」って言うのめちゃくちゃ分かるな… 私はどちらかというと気にせず男性の下ネタトークに混ぜて欲しかったタイプなので、田房さんの気持ちがものすごく分かる。 しかし村西とおるは群を抜いてすごいと...
田房永子さんが関わってきたエロ業界の話。「私はしずかちゃんになりたかったからエロ業界に入った」って言うのめちゃくちゃ分かるな… 私はどちらかというと気にせず男性の下ネタトークに混ぜて欲しかったタイプなので、田房さんの気持ちがものすごく分かる。 しかし村西とおるは群を抜いてすごいというか、次元が違う。
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