商品詳細
内容紹介 | |
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販売会社/発売会社 | 光文社 |
発売年月日 | 2018/12/13 |
JAN | 9784334912567 |
- 書籍
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平場の月
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平場の月
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商品レビュー
3.8
181件のお客様レビュー
著者の朝倉かすみさんは、なにげない日常の出来事を掬い上げ文にするのがとても上手いと思う。朝霞にお住まいだったのですね。主人公たちの道ゆく姿がありありと見えてきました。 タイトルから「平場」ってなんだろう?と興味を抱きました。 「おれら、ひらたい地面でもぞもぞ動くザッツ・庶民」だ...
著者の朝倉かすみさんは、なにげない日常の出来事を掬い上げ文にするのがとても上手いと思う。朝霞にお住まいだったのですね。主人公たちの道ゆく姿がありありと見えてきました。 タイトルから「平場」ってなんだろう?と興味を抱きました。 「おれら、ひらたい地面でもぞもぞ動くザッツ・庶民」だから「平場」なのだ! 青砥健将(あおとけんしょう)と須藤葉子は中学校の三年間、同じクラスだった。中央病院の売店で35年ぶりに再会した二人は50歳。もう若くはないけれど「どうってことない話をして『ちょうどよくしあわせ』になってもいいんじゃないか」と互助会を結成する… 元同級生との偶然の再会。相変わらず(性根の)太い須藤といまさら青春でもないなと思いつつ、互助会が家飲みになり、心の内をさらけ出せる友だち以上の関係となった。お互いの35年間を取り戻すように語り合うシーンが繊細に丁寧に描かれています。 生検の結果に怯えていた青砥。かたや進行性の大腸癌になり、ストーマ手術や抗がん剤治療を淡々と受け入れていく須藤。青砥が大切な存在だからこそ、寄りかかろうとしない彼女の姿勢が清い。「このひとと生きていきたい」と青砥は願う。「彼がまだ自分を待っていてくれる。彼にとって月のような存在でありたい」須藤の思いの切なさに言葉をなくしてしまいました。
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ずっと低速飛行してる感じ 読んでも読んでもなかなか進んでる感じがしない (40%前後まで) と思ってたんだけど 須藤ががん告知されてからはよく進むなぁ 青砥の気持ちなのか 消えゆく人間の儚さなのか なんか今まで読んだことない感じ。 文章の息づかいとか年齢とか内容とか。 自分の中...
ずっと低速飛行してる感じ 読んでも読んでもなかなか進んでる感じがしない (40%前後まで) と思ってたんだけど 須藤ががん告知されてからはよく進むなぁ 青砥の気持ちなのか 消えゆく人間の儚さなのか なんか今まで読んだことない感じ。 文章の息づかいとか年齢とか内容とか。 自分の中で読書の階段を何段かのぼったような気がする。
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おとなになってときめくことって、やっぱり怖いのかもしれない でも、相手を想う気持ちは忘れたくないなぁ…
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