1,800円以上の注文で送料無料

  • 新品
  • 書籍
  • 書籍

乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です(01) GCノベルズ

三嶋与夢(著者), 孟達

お気に入りに追加 お気に入り 追加 追加する お気に入りに追加 お気に入り 追加 追加する に追加 に追加する

¥1,100

獲得ポイント10P

在庫なし

発送時期 1~5日以内に発送

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 マイクロマガジン社
発売年月日 2018/05/30
JAN 9784896377538

乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です(01)

¥1,100

商品レビュー

4

2件のお客様レビュー

レビューを投稿

2019/08/30

作中ではパーティ会場でイケメン男子5人組が一人の女生徒を囲って「一番愛しているのは自分だ」と言いつつ諍いが発生しないシーンが描かれる。こういうのを読むとハーレム状態って他人からどう見えているのかよく判るかも?あれはちょっとドン引きするね 乙女ゲーを舞台にした作品って初めて読むた...

作中ではパーティ会場でイケメン男子5人組が一人の女生徒を囲って「一番愛しているのは自分だ」と言いつつ諍いが発生しないシーンが描かれる。こういうのを読むとハーレム状態って他人からどう見えているのかよく判るかも?あれはちょっとドン引きするね 乙女ゲーを舞台にした作品って初めて読むためか、少々とっつきにくい部分はあったもののスイスイ読める内容になっている 主人公がモブであると謳っているが、悲惨な立場からの成り上がりものと解釈すればなかなかに楽しめる作品 徹底的な女尊男卑世界であり生活の厳しい男爵家の三男坊ともなれば輝かしい未来なんて望めない。だから主人公であるリオンは一世一代の賭けに出る訳だけど…… ある程度の当たりは付けていたとはいえ命がけであることには変わりない冒険を経て彼が望むのが栄光などではなく、最低限の安寧である点は面白いね。 後に他の転生者が登場するけど、彼女が望むのは本来の主人公に成り代わってイケメンも権力も何もかも手に入れること 対してチート級のアイテムを手に入れたリオンが望むのは山も谷もない人生。彼は自分があの世界でモブ相当でしかないと認識しているから多くは望まない。周囲がリオンの事を学園入学前から冒険者として偉業を成し遂げた人物だと見ていても、本人はそれを吹聴したりしない ……まあ、そもそも実家の格や爵位が低いせいで女性陣から相手にされないという悲しい事情もあるわけだが その潮流が代わり始めるのは元主人公であるオリヴィアと関わり始めてからだね 本来なら主人公として攻略対象の男子達からちやほやされるはずの彼女も転生者が滅茶苦茶したせいでぼっち生活。それを不憫に思ったリオンはあっさり関わってしまって、更には同じく転生者に人生を壊される悪役令嬢役のアンジェリカにまで関わりだすのだから厄介なことに オリヴィアがぼっちのままだと世界がヤバいとか、でかい顔してる攻略対象男子を嫌悪している面も大いに有るのだろうけど、ルクシオンが分析しているようにリオンってお人好しなんだろうなぁ そうでなければ廊下にへたり込んでいたオリヴィアをお茶会に誘ったりしないだろうし、アンジェリカの代理人に名乗り上げる中で必要以上に自分にヘイトを集めたりしないだろうし。また、皇太子への心残りとマリエへの憎しみで板挟みで苦しむアンジェリカに対してあのような復讐法を伝授できる辺り、歪んだ性根ではなく思い遣りの心を持っている証明だろうからね リオン自身は自分をモブの小心者と思っているようだけど、充分主人公として成立する器を持った人間だよなぁ そういえば、乙女ゲーを舞台にしている他にシミュレーションゲーム要素もあるのか鎧と呼ばれるパワードスーツで戦うシーンも描かれる リオンは課金アイテムのチート級鎧を手にした為に攻略対象級の皇太子などを相手にしても全く劣らない為に戦闘シーンではリオンが圧倒する そして、圧倒するだけに留まらずイケメン5人組に向かって日頃の鬱憤を晴らすが如く言いたい放題になってメッタメタのボッコボコにしていく。正直このシーンはそれまでの不快感の全てが解消されるようでもあり、同時に不遇な立場を甘んじるしかない男性の意見を代弁するようでもあり、読んでいて非常に爽快になれるシーンだった そうして退学覚悟で皇太子に喧嘩を売ったリオンは当初望んでいたよりも低空飛行気味な山も谷もない人生を手に入れたはずがまさかの大昇進とは面白い。オマケに本来の立場から外れてしまったオリヴィアやアンジェリカとも非常に仲良くなってしまうのだからリオンにとってはかなり計算違いな事態 読者からすればこれはもうルートに入ったような状況なのだけど、リオンは自分をモブに過ぎないと考えていて、またオリヴィアやアンジェリカは自分には手の届かない存在だから手を出せない相手だと思っている これは今後面白くなりそうな関係性を築いたね 皇太子を廃嫡に追い込んだリオンを昇進させた宮廷の狙い、望んでいた立場を手に入れられそうにないマリエが今度どのような手を打ってくるか、そしてオリヴィアは聖女としての役目を無事果たせるのだろうかなど気になる要素が満載。 次巻も自分をモブだと思いこんでいるリオンが何をしでかすのか楽しみになってきた

Posted by ブクログ

2019/07/14
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

なろうサイト様で読んで面白かったので応援中。 設定として男性向けのゲームを多く出しているゲーム会社が出した乙女ゲーという事だったよね、確か。だから挿絵の女の子もなんとなくギャルゲ寄りっぽいのかしらと。 「乙女ゲー」ってワードがあるから手を出しにくいかもしれないけど男の子も読んで面白いんじゃないかな!と思う内容、だと思う。もっとピックアップされても良いんじゃないかな…。皆読んで!!! はじめの方は下手したら読者側にも主人公嫌なやつと思われかねない描かれ方かもしれないのですが、 章を重ねるごとに深く、深く、知っていけると思います。 主人公(リオン)は責任感強いし人情深い子だと思う。義理難いというか。ただ誤解されやすい、というよりわざと誤解されにいってる傾向。 あと変にハーレム傾向だとあまり好きじゃないのですが、これは流れも自然だし納得できる良いハーレム。(そりゃ好きになるわ!っていう) 序盤に大きな力を手に入れるのですが(50歳位の婆と無理やり結婚させられないために出稼ぎ?に出た先で) 私利私欲に使う事もなく。 リオン自体も「目立たず学園卒業して、田舎にひっこんでのんびり過ごしたい」って感じの思考の持ち主です。 だけれど、作中悪役令嬢だったアンジェがひとり、助けてくれる人もいない中、王子やその他大勢から続けて責められる様に我慢ができなかったのでしょう。(本人、乙女ゲー無理やりやらされた時のうっぷんが、とかあいつら嫌いだからとか言ってますが、根本はそこだと) アンジェのために動いた故に、そこをきっかけに 後々どんどん望まないのに昇進したり厄介ごとの中心に行くことになっちゃう。そんな感じのストーリーです。多分(※説明下手です。なんか違ったら申し訳ない) 中々先の方になっちゃいますが、途中までマリエ達、ほんと嫌なやつらなんですが、章を進むごとに憎めない、むしろ可愛いかもしれない。キャラになっていくので是非そこまで読んでいってほしい(笑) リオンと人口知能のルクシオン(皮肉屋)との会話が本当に大好きです。 ルクシオンがほんと私のツボみたいで、何度もその一言一言にふふっと笑ってしまってました。 コミック版より断然原作のノベル版推しです。 ですがコミック版も充分楽しめたので(まだ1巻しか読めてませんが)小説あまり読まれない方はコミックだけでも是非手にとってみてほしいです!

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品