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アメリカン・ウォー(上) 新潮文庫

オマル・エル・アッカド(著者), 黒原敏行(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 新潮社
発売年月日 2017/08/28
JAN 9784102201312

アメリカン・ウォー(上)

¥693

商品レビュー

3.3

5件のお客様レビュー

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2019/11/07

2075年のディストピア。現在起こっていることは全て過去の遺物として書かれ、荒廃の理由が全て現在から繋がっている事柄、そして主人公がメキシコから不法入国してきた父親と、現地のアフリカ系の母親から生まれた12歳の少女という設定が独自。青いアメリカ(合衆国軍、北部)と赤いアメリカ、ア...

2075年のディストピア。現在起こっていることは全て過去の遺物として書かれ、荒廃の理由が全て現在から繋がっている事柄、そして主人公がメキシコから不法入国してきた父親と、現地のアフリカ系の母親から生まれた12歳の少女という設定が独自。青いアメリカ(合衆国軍、北部)と赤いアメリカ、アトランタを首都とした自由南部国で、かつて戦争があり、終結したが、ゲリラ戦は続いている。紫アメリカ生まれの主人公たちは、生きるために赤の難民キャンプに紛れ込む。双子の主人公は過酷な状況ながらも悲観しておらず、清くたくましく生きてる。

Posted by ブクログ

2018/12/25

面白かったよとオススメされて手に取ったけど、アクションものでも軍事ものでもないんだな。SFと思って読もう。下巻で大暴れしてくれると良いなぁ。

Posted by ブクログ

2018/04/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

中東出身の著者が書いたSF作品。 ただし、その内情はとても生々しい。 舞台は今から半世紀後のアメリカ。 そのころ環境破壊が進んだアメリカでは自然保護主義に舵を取る北側と化石燃料を使い続ける保守的な南側の対立が激化し、内戦へと発展していた。 そんな時代に生きた、ある一家に焦点を当てて、物語は進んでいく。主人公は好奇心旺盛な背の高い女の子、サラット。 前編は戦争に翻弄され、各地を流転しながらも難民キャンプで平和に過ごす様子を描くが、前編の最後に大虐殺が発生し、少女の心に復讐の鬼が住み着くところで終わる。

Posted by ブクログ

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