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経済学者日本の最貧困地域に挑む あいりん改革3年8カ月の全記録

鈴木亘(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 東洋経済新報社
発売年月日 2016/10/01
JAN 9784492444344

経済学者日本の最貧困地域に挑む

¥2,420

商品レビュー

4.3

7件のお客様レビュー

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2019/10/27

やればできる、けれども禿げ上がるほど大変である。 という感想です。 題名で感じるより遥かに読みやすい、テンポの良い文章です。 行政の縦割りと、ごった煮状態の区民の中に入って動き回った経済学者の鈴木亘さんのお話です。 綺麗事と正統法だけでは絶対に解決しない問題を、経済学者の物の見...

やればできる、けれども禿げ上がるほど大変である。 という感想です。 題名で感じるより遥かに読みやすい、テンポの良い文章です。 行政の縦割りと、ごった煮状態の区民の中に入って動き回った経済学者の鈴木亘さんのお話です。 綺麗事と正統法だけでは絶対に解決しない問題を、経済学者の物の見方とフットワーク、広い人材からなるチームワークで、焦げを削いでいくように進んでいく改革が凄かった。 素晴らしいと思ったのは、自分達の話を正直に明かした上で、面倒な相手であってもしっかりと話を聞いて受け入れるという覚悟です。 会議が騒動屋にひっかき回されても、様々な立場の方達と揉めることになっても、ゴールに向けて包摂していくという姿勢が強く優しく堅実で確実でした。 排除し押し殺して進んでいったら、またどこかで揉めることになる。 そりゃそうだろうと思うけれど、楽で早い解決法として押し通されている事も少なくない。 自分が解決する側に回った時に、鈴木亘さんのようなやり方ができるだろうか。 胆力という言葉が浮かびます。 「理不尽な怒声を浴びせられながら進めなければならない会議」というだけで胃が痛くなる。 終わってから1冊の本になっているので読む方は 「なるほど〜、大変だったけど良かったね!」 だけれども、渦中で闘っていた方々のご心労たるや想像を絶します。 人と人、集団と集団の間を繋ぐ「ハブ人材」の重要性についての本でもあると思いました。 良いものが個別に存在しても、繋がらないと力にならない。 これから社会が良くなるためのキーの1つなんじゃないかな。

Posted by ブクログ

2018/12/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

あいりん地区改革の日々が細かく臨場的に描かれていました。 テンポがよく、読みやすい一冊です。 自治体(役所)を動かすにはどうしたらよいか、地域の人を巻き込み街づくりを進めるにはどうしたらよいか、等参考になる内容が多かったです。 また、各章の最後にミニコラムがついており、経済学のミニ知識(ゲーム理論、外部不経済etc)がわかりやすく説明されているのも良かったです。 450ページ以上と分厚い本ですが楽しく読み進められました。

Posted by ブクログ

2018/01/28

「改革の中身より、どう実行するかがはるかに重要である」、冒頭に挙げられたこのテーマが見事に実践されていく様を、本書を読むと体験する事が出来る。 多少自画自賛が鼻につくこともあるが、地域の人、お役人、いわゆる活動家そして政治家やマスコミの間を縦横無尽に駆け回り、事案を動かしていく...

「改革の中身より、どう実行するかがはるかに重要である」、冒頭に挙げられたこのテーマが見事に実践されていく様を、本書を読むと体験する事が出来る。 多少自画自賛が鼻につくこともあるが、地域の人、お役人、いわゆる活動家そして政治家やマスコミの間を縦横無尽に駆け回り、事案を動かしていく様は圧巻である。こうすれば、世の中動いていくのかという良いお手本である。もっとも、鈴木先生が当時の橋下市長と昵懇の間柄であったという、大きなアドバンテージは有ったが。 「社会保障亡国論」にも感心したが、鈴木先生はまだ若いし、学者で終わるのはもったいない気もする。もう少し、大きいところで、世の中の問題解決に大ナタをふるってもらいたい。

Posted by ブクログ

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