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稲垣足穂 飛行機の黄昏 STANDARD BOOKS

稲垣足穂(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 平凡社
発売年月日 2016/08/01
JAN 9784582531572

稲垣足穂

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商品レビュー

3.7

6件のお客様レビュー

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2024/03/08

女性はお化粧、男性は抽象

宇宙・天文学、飛行機、メカニズム愛好、エロティシズム、オブジェ  「地上とは思い出ならずや」
タルホほど地上の風土や生活、情念から無縁だった文学者はいない。
それはまさに空中滑走の76年間だった。
彼を尊敬していた澁澤龍彦は、タルホ死去の知らせを聞いて「悲...

宇宙・天文学、飛行機、メカニズム愛好、エロティシズム、オブジェ  「地上とは思い出ならずや」
タルホほど地上の風土や生活、情念から無縁だった文学者はいない。
それはまさに空中滑走の76年間だった。
彼を尊敬していた澁澤龍彦は、タルホ死去の知らせを聞いて「悲しい気持ちがおきない。タルホは生きている時から永遠を呼吸していたから」こんな意味の追悼文を書いており、納得した記憶があります。

Albert Ayler

2023/05/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

何言ってるのか本当にわからない文しかない文章と、おおむねわかる文から成る文章と、わかる文章の3つが混在していて、不思議な読書体験だった わかる文章とおおむねわかる文章は主に実際にあった出来事や現実のことについて書かれてて、面白かった わからない文章は擬人法とか比喩とか突拍子もない発想やつながりのよくわからない装飾語がもうすごくて、何回読んでも最後まで意味わからなかったりする わからなさすぎて読み返すうちに好きになった文があって、正直いまだよくわからないが、将来見返した時にわかるようになることを期待して感想内で引用しておく 「ボクは、"Goodnight! Ladies"のこの刻限、いつかの映画で観たように、ヴェニスの館の飾りつき鉄柵の門を出て、ちびくれた石段を幾めぐりしてゴンドラまで降りて行った連中のように、こちらも縞の仮面をつけ、黒マントーの裾をからげ、ピーター・パンや猫や蜻蛉や、道化共や、山羊の脚をした手合までも引き連れて、裏梯子を伝ってモータボゥトに乗り移ろうとした時、木星族ポン彗星が近付いている夏至近い深夜の空が、倖いにして曇っていなかったならば、換言してそこが下町の反映を受けて合歓の花色に染っていないとしたなら、こんな折こそ、われらの頭上は申し分のない「六月の夜の神戸の空」ではなかろうか?」

Posted by ブクログ

2023/04/08

星空を、こんなに雄弁に、科学的だけど華麗に書いた文章は初めてだ。博識で素敵だなぁ。化学的だけじゃなくて優雅でロマンチックだった。たくさんの夢を短い時間にたくさん見たような、不思議な心持ち。ただ読みながらイライラすることがあったので素敵な読後感が台無し!また読む。

Posted by ブクログ

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