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夏に凍える舟 ハヤカワ・ミステリ1905

ヨハン・テオリン(著者), 三角和代(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 早川書房
発売年月日 2016/03/09
JAN 9784150019051

夏に凍える舟

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商品レビュー

3.9

15件のお客様レビュー

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2024/03/24

スウェーデンとは橋続きのエーランド島。20世紀初頭に生まれたイェルロフとアーロン。イェルロフは船乗りに、アーロンは?・・・・ 21世紀になろうとする今夏、アーロンは帰ってきた。義父とともに渡った”新しい土地”から。ミレニアムの夏の、帰ってきた老人と、南のフロム家一族の少年ヨーナス...

スウェーデンとは橋続きのエーランド島。20世紀初頭に生まれたイェルロフとアーロン。イェルロフは船乗りに、アーロンは?・・・・ 21世紀になろうとする今夏、アーロンは帰ってきた。義父とともに渡った”新しい土地”から。ミレニアムの夏の、帰ってきた老人と、南のフロム家一族の少年ヨーナス、そしてイェルロフの長いひと夏の出来事。”新しい土地”で過酷な歴史の中に漂った、泳いだ、アーロンの人生が胸をしめつける。 ヨハン・テリオンは「黄昏に眠る秋」を少し読んで放り投げてしまっていた。が、これは最初からぐいぐい引き込まれた。なんといってもアーロン。20世紀を生きたある男の断面、をアーロンに見た。設定が21世紀になろうとする夏、ということで、老人二人と片や11才のヨーナス、人生の終盤と、さあこれからだ、という対比にぐっとくる。 土地持ちのフロム家のリゾートを中心に、関係者の行動が2,3ページつづ人物の見出し付きで綴られるのでわかりやすい。イェルロフ、ヨーナス、”帰ってきた男” リゾートで働くリーサ。並行して昔の出来事が1931年七月、あたらしい国、とか年月日がついて語られる。 たら? れば? は歴史では言ってはいけないというが、アーロンの人生を思うと、新しい国に行かなければ? 義父が別の考えだったら? と思ってしまう。でも妻と娘には恵まれたのでそれが救いだ。 2013発表 2016.3.15発行 図書館

Posted by ブクログ

2023/10/20

この土地の夏だからか、登場人物は多い。そして重くつらい過去が現在に影を落としている。相変わらずイェルロフおじいちゃんの頭は冴えていて、周りの人の手を借りながらうまく立ち回る。最後のほう、とてもさみしかったが、”それはまだだよ”と言われているようで、心が温かくなった。表紙絵は暗示し...

この土地の夏だからか、登場人物は多い。そして重くつらい過去が現在に影を落としている。相変わらずイェルロフおじいちゃんの頭は冴えていて、周りの人の手を借りながらうまく立ち回る。最後のほう、とてもさみしかったが、”それはまだだよ”と言われているようで、心が温かくなった。表紙絵は暗示している。でも事件は予想外の派手さだった。

Posted by ブクログ

2023/03/14

エ-ランド島に行って見たくなります。 情景描写が緻密で、作品の中に入り込んでしまいました。 話は独立しているけれど、1作目から読むのをお勧めしますよ。

Posted by ブクログ

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