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もう一つの「幕末史」 裏側にこそ「本当の歴史」がある!

半藤一利(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 三笠書房
発売年月日 2015/05/01
JAN 9784837925835

もう一つの「幕末史」

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商品レビュー

3.9

13件のお客様レビュー

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2023/11/24

速読トレーニング10分x10回 アウトプットまとめ 著者は薩長史観が気に入らない。「尊王攘夷は口実よ」。尊王攘夷の攘夷は言っているだけで、そのうち統幕に変わり、倒幕の後は外国と取引するつもりだった。幕府は意外と開明的だったから目指すものは同じなのに倒幕が必要だった。 竜馬は人...

速読トレーニング10分x10回 アウトプットまとめ 著者は薩長史観が気に入らない。「尊王攘夷は口実よ」。尊王攘夷の攘夷は言っているだけで、そのうち統幕に変わり、倒幕の後は外国と取引するつもりだった。幕府は意外と開明的だったから目指すものは同じなのに倒幕が必要だった。 竜馬は人間的に魅力があったらしい。多くの同時代人が竜馬についてなんと言っていたかが紹介されている。脱藩と一口に言うが生半可なことではない。人と人を結びつけるプロジェクトに大きな才能あり。 河井継之助という人は知らなかったが、かなり詳しくかかれていた。信念に従って自分に従わないものは左遷しまくったり厳しかったので嫌われた。 徳川慶喜にもっと根性があったらと筆者は思っている。言うことがコロコロ変わってリーダーとして頼りない。慶喜は戦う気がなく朝敵になりたくなかった。勝海舟が好きでなかったのに、最後はおまえしか頼るものがないと言っている。勝海舟は海の守りについて書いた論文(?)が他より圧倒的に優れていた。 江戸城の無血開城が後の日本にとってどれほどゆうえきだったか。西郷は武闘派だった。勝は最後まで西郷を大切にした。 それにしても幕末は人材がそろっていた。今は人材が足りない。

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2022/12/16

歴史を丹念に研究してきた著者が、歴史上あまり取り上げられていない真実を掘り起こした著作。 歴史は、戦争の勝者によって作られる。敗者は、煮え湯を呑み込むしかない。 明治維新に関して言えば、今の歴史として教育されてるのは、史実かもしれないが、勝者から見た歴史、所謂「薩長史観」であ...

歴史を丹念に研究してきた著者が、歴史上あまり取り上げられていない真実を掘り起こした著作。 歴史は、戦争の勝者によって作られる。敗者は、煮え湯を呑み込むしかない。 明治維新に関して言えば、今の歴史として教育されてるのは、史実かもしれないが、勝者から見た歴史、所謂「薩長史観」である。 薩摩藩と長州藩が幕府側を敵とみなし、官軍と名乗り、旧幕府側を賊軍として滅ぼしたその視点から書き起こされたのが、幕末から明治維新の歴史の真実となってしまっている。 著者は東京生まれだが、親族が長岡の出身であり、奥羽越列藩同盟の視点も持ち合わせていた。その両方の視点から見た、幕末~明治の歴史。 こぼれ落ちた真実を丹念に拾いながら自らの考察も交えつつ、歴史の裏側にある心理的側面と、幕末の英雄達の人間的側面を説きほぐしている。 史実だけでは読み取れない、人間の機微や奥深さが生き生きと描かれていて、非常に面白い。 時代が必要とした時に、必要とされた人が現れる。それが幕末に起こった、英雄の誕生なのかもしれない。教科書だけでは学べないエピソードがたくさん入っている。歴史に興味ない人にも、是非読んでほしい一冊である。

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2021/10/26

近代の日本史は「薩長史観」で綺麗につくられ正当化されてきた。「明治維新」というのは、明治10年代から使われ出した胡散臭い言葉であること、鳥羽伏見の戦いの勝敗を分けた「錦の御旗」は、朝廷から拝受したものではなく、岩倉具視が勝手に作った代物であったこと、など〝官軍〟と〝賊軍〟を使い分...

近代の日本史は「薩長史観」で綺麗につくられ正当化されてきた。「明治維新」というのは、明治10年代から使われ出した胡散臭い言葉であること、鳥羽伏見の戦いの勝敗を分けた「錦の御旗」は、朝廷から拝受したものではなく、岩倉具視が勝手に作った代物であったこと、など〝官軍〟と〝賊軍〟を使い分けた史観であることに、幕末史の真相を解き明かす「半藤史観」が披露されており、著者お気に入り「勝海舟」と「河井継之助」や「坂本龍馬」と「薩長同盟」ことなど、念入りに解説された歴史の裏側への招待状です。

Posted by ブクログ

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