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小説あります
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商品レビュー
3.4
16件のお客様レビュー
アタマでこしらえた小説、って感じがしました。あまり心に響かなかったというのが正直なところです。メタ構造というのかなんというのか、構成に凝っているように思ったのですが、それもピンときませんでした。【2022年1月7日読了】
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N市立文学館が財政難のため廃館となる事が決まった。 文学館に勤務する文学青年は館の延命の為、N市に縁のあった作家・徳丸敬生の晩年の失踪の謎を解くことで活路を見出そうとするが、物語は意外な方向へ。 N市は『おさがしの本は』の舞台と同じで、一部の登場人物も重なるので本作は姉妹編的作品...
N市立文学館が財政難のため廃館となる事が決まった。 文学館に勤務する文学青年は館の延命の為、N市に縁のあった作家・徳丸敬生の晩年の失踪の謎を解くことで活路を見出そうとするが、物語は意外な方向へ。 N市は『おさがしの本は』の舞台と同じで、一部の登場人物も重なるので本作は姉妹編的作品。 本作では、小説について命題が出される。 「人間はなぜ小説を読むのか。 言いかえるなら、小説は、私たちの人生のための何の役に立つのか。」 そう言われても…。暇つぶし、疑似体験、空想、妄想、娯楽…。思いつくのはいたって貧弱。情けない。もちろん本作では鮮やかに一つの回答がなされる。 門井慶喜、巧いなあ。
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やっぱり本はいいなと。 そして今更ですが「承前」の意味を初めて知りました。時々目にはしてましたが、なんだかわかってなかったので、あぁと思いました。
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