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きもの美
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きもの美
¥814
在庫なし
商品レビュー
3.5
9件のお客様レビュー
「たしなみについて」が哲学的、概念的な著書であるのに比して、この「きものの美」は著者が考える着物の良さを伝えており、写真も添えられているので理解しやすい。ただし、着物に触れたことがない人にとっては理解しにくい部分があるかもしれない。
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美のカリスマ、白洲正子さんのきものに関する本。織りや染めなどの基礎知識と、銀座で経営していた「こうげい」のことなど。 趣味、鑑識眼、ライフスタイルまでが崇め奉られている人であるが、あとがきを書いている知人(宮中装束誂えの代々専門家)によれば、テキスタイルの項目で歴史事実の間違いも...
美のカリスマ、白洲正子さんのきものに関する本。織りや染めなどの基礎知識と、銀座で経営していた「こうげい」のことなど。 趣味、鑑識眼、ライフスタイルまでが崇め奉られている人であるが、あとがきを書いている知人(宮中装束誂えの代々専門家)によれば、テキスタイルの項目で歴史事実の間違いもあると指摘したり、樺山伯爵のお嬢さんで、お母さんが趣味が良かったから彼女も引き継いだんでしょと、まるで、素人の娘っ子扱い。 職人や工芸作家とコラボした新しい着物のスタイルを模索していた白洲さんは、今で言ったらメーカーに出向いて別注デザインを発注するセレクトショップのバイヤーさんのようなもの。 でも、きもの業界の人たちは本当のことは教えてくれないとか、天然藍の匂いだけつけたニセモノもあるとか、有名百貨店がすぐ白洲さんのオリジナルを真似してくるとか、私が好き!と思い入れたものは売れるけど、こんなの流行るかな〜とこわごわ作ったものは売れないとか、お金は本当にシビアで正直だ!と、お嬢様育ちの人が商売に手を出していろいろ苦労された模様。 縞も格子も織りも染めも紡ぎも絞りも、すべて人の、気の遠くなるような工程と思いが込められていた頃に思いを馳せながら着物を愛した白洲さん。 華麗な友禅よりも、普段着、労働着に使われるような素材を愛していた。 白洲さん曰く、洋服は流行が終わったら捨ててもいいもの。まさにファストファッション。 歳をとったらガツっと迫力のある、着物を着こなすオバさんになりたいものだ。
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白洲正子さんが銀座で染織品や陶器、ガラスなどを扱う「こうげい」という店舗を切り回していらしたのは皆さまご存じのことと思います。 続きはこちら⇒http://wanowa.jugem.jp/?eid=1115#sequel
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