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集中講義!日本の現代思想
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集中講義!日本の現代思想
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商品レビュー
4.2
40件のお客様レビュー
つねに皮肉っぽい書きぶりであるが、それぞれの時代の思想業界界隈の様子がうかがえて面白い。著者による整理だけに囚われてもいけないが、様々な日本の思想家の文章を読むにあたって、それが書かれた背景をある程度イメージできている方がよいので、こういった本はありがたい。
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この本にて、80年代に埋め込まれた爆弾が、グローバル化によって爆発を起こしたように勝手ながら想起。 どうも、構造主義とポスト構造主義は忘れられて、その方法のみが、戦後民主として完成されたように思える。 民主→個人→相対→(ネットにつながり、家族、社会、共同体、国家を越え)世界=地...
この本にて、80年代に埋め込まれた爆弾が、グローバル化によって爆発を起こしたように勝手ながら想起。 どうも、構造主義とポスト構造主義は忘れられて、その方法のみが、戦後民主として完成されたように思える。 民主→個人→相対→(ネットにつながり、家族、社会、共同体、国家を越え)世界=地球(グローブ)→?今現在。 この様式を批判的に考えるためにも、きっとフランクフルト学派に当たらねばと思う。もちろん、日本の輸入物として。 デリダ、ドゥルーズ、フーコーは、その目的を日本を外して個別に検討しよう。バランスは、80年代に崩れた。
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懐かしい。80年代に京都で学生していた。友人の部屋の本棚には、本書で登場するキ思想家、サルトル、レヴィ=ストロース、メルロ=ポンティ、フーコー、吉本隆明、柄谷行人、浅田彰らの著書が並んでいた。こんな本を読むと頭が良くなるかと、かじってみようとしたが、舐めることもかなわず。せいぜい...
懐かしい。80年代に京都で学生していた。友人の部屋の本棚には、本書で登場するキ思想家、サルトル、レヴィ=ストロース、メルロ=ポンティ、フーコー、吉本隆明、柄谷行人、浅田彰らの著書が並んでいた。こんな本を読むと頭が良くなるかと、かじってみようとしたが、舐めることもかなわず。せいぜい入門書を読んでわかった気になった程度で、思想書そのものは読まずじまいに終わった。 90年代以降は、本屋でも軽めの棚をみるだけになった。てっきり、自分が知らないだけで「知的営為」は紡がれているのだろうと信じていた。第四章、『「現代思想」の左展開』以降に書かれている思想界の衰退は読んでいて辛いものがあった。二項対立しか成り立たなくなった思想界と、ネットで右と左が罵り合う現状へと続いているのだと知らされた。
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