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茶色の朝

藤本一勇(訳者), フランクパヴロフ, ヴィンセントギャロ, 高橋哲哉

¥1,100

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 大月書店
発売年月日 2003/12/08
JAN 9784272600472

茶色の朝

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商品レビュー

4.2

94件のお客様レビュー

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2023/12/03

わずかに少しずつ思考を適応させているうちに人の心のなかに静かに居座ってくる、ファシズム。 ヴィンセント・ギャロの挿絵が居座ってくるモヤモヤ感。 ファシズムは、ファシズムの顔をしてはやってこない。

Posted by ブクログ

2023/09/24
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※このレビューにはネタバレを含みます

フランスの政治を動かした、と言われている本。 すべてが茶色になっていく世界。 なんだか御伽話のように聞こえるけど、全然現実の本。 明日から、全てが茶色のものじゃないと罰せられる、と言われたら、みんなはどんな行動をしますか。 わたしも、どう振る舞うのだろう。 政府が茶色以外のものの存在は許さない、と言って、茶色のもの、茶色のものを持つ人がどんどん処分される。 違和感を感じながらも、主人公たちは思う。 茶色のものさえ持っていれば罰せられないのだから、、皆と一緒で安心だから、、 そしてそんな社会にぬるっと慣れていってしまう。 そしてある日、これはもしかして由々しきことではないか?と気づいた時には、時すでに遅し。 戦争の虐殺や差別といった昔の時代だけじゃなくて、今、普通の生活の中に蔓延している話だと思う。 今も昔も、どうして、 おかしい、と思うことが世の中の普通になったりするんだろう。 わたしたちにできることは、考えることをやめないこと。 本の最後にも書いていたけど、本当にそうだなと思う。

Posted by ブクログ

2023/07/16

一般的には、フランスの極右政党台頭時、市井へ競輪を鳴らすために発行された、全体主義へ向かう「人民の様子」を書いた寓話として知られる。 「日本もこうなるのでは」と言う文脈の感想が多かった。自分自身、ドキッとしたし、彼らと近い感情になった。一方、「今の政権は悪だ」と、白黒激しい主張...

一般的には、フランスの極右政党台頭時、市井へ競輪を鳴らすために発行された、全体主義へ向かう「人民の様子」を書いた寓話として知られる。 「日本もこうなるのでは」と言う文脈の感想が多かった。自分自身、ドキッとしたし、彼らと近い感情になった。一方、「今の政権は悪だ」と、白黒激しい主張をする人の、理論武装のタネとして使われている点は疑問がある。現在の政治の良い部分/悪い部分はフラットに見なければならない。悪いことは、遠慮せず抗議/苦情を主張する必要があるけれど。 自ら考えること(考えるための情報収集も自ら行うこと)、考えた結果、違和感があるのなら、流れに逆らっても主張するべきこと。 これがこの本で学べること、付け加えて「極論に走らないこと」も、今後自分が考えるうえで忘れぬようにしたい。

Posted by ブクログ

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