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生まれる森 角川文庫

島本理生(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2018/07/24
JAN 9784041067512

生まれる森

¥220

商品レビュー

3.8

18件のお客様レビュー

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2024/03/11

個人的に内容はそこまで面白くなかったけど、小説全体に流れている空気、雰囲気が爽やかで良かった。情景描写のおかげかな?

Posted by ブクログ

2024/02/27

島本さんの小説を始めて読んだ。 私と年齢が近いこともあり、予備校や大学時代が懐かしくなった。予備校講師の噂話、深夜バイト、ジャンクフードの食事、大学図書館での昼寝などなど。。 この本では人の抱える深い悩みを「森」に例えている。夏休みを舞台にした物語でもあり、まさに「分け入っても分...

島本さんの小説を始めて読んだ。 私と年齢が近いこともあり、予備校や大学時代が懐かしくなった。予備校講師の噂話、深夜バイト、ジャンクフードの食事、大学図書館での昼寝などなど。。 この本では人の抱える深い悩みを「森」に例えている。夏休みを舞台にした物語でもあり、まさに「分け入っても分け入っても青い山」の俳句を連想させる。どんどん奥深くに入り込んで、出口が見えないように。 そして、人知れぬ深い闇を持つ者同士が出会い、惹かれ合うのも納得の展開。悩みを打ち明けて、散々涙して、新たな恋をして、トラウマを将来へ昇華させる。一緒に森から抜け出すように未来を向く様子は、夏の描写のごとく、生命力溢れるエネルギーを感じた。

Posted by ブクログ

2023/08/16

「わたしはあの人に幸せになってもらいたかったんです。眠る前に新しい朝が来ることを楽しみに思うような、そんなふうになってもらいたかった。けど、わたしには無理だった。 その力不足を未だに認めたくないのかもしれないです」 「自分が他人を幸福にできるなんて発想は、そもそも行き過ぎなのか...

「わたしはあの人に幸せになってもらいたかったんです。眠る前に新しい朝が来ることを楽しみに思うような、そんなふうになってもらいたかった。けど、わたしには無理だった。 その力不足を未だに認めたくないのかもしれないです」 「自分が他人を幸福にできるなんて発想は、そもそも行き過ぎなのかもしれないよ」 「幸せにしたいと思うことは、おそらく相手にとっても救いになる。けど、幸せにできるはずだと確信するのは、僕は傲慢だと思う。」

Posted by ブクログ

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