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選んだ孤独はよい孤独

山内マリコ(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 河出書房新社
発売年月日 2018/05/26
JAN 9784309026855

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商品レビュー

3.2

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2024/03/29
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※このレビューにはネタバレを含みます

【あらすじ】 地元から出ないアラサー、女子が怖い男子高校生、仕事ができないあの先輩……。誰もが逃れられない「生きづらさ」に寄り添う、情けなくも愛すべき男たちの「孤独」でつながる19の物語。 「女のリアル」の最高の描き手・山内マリコが、 今度は「男のリアル」をすくいあげる、新たなる傑作登場! 「おれが逃がしてやる」 ・館林さんのタバコの吸い方は、またしても俺を魅了する。なんだろう、この良さは。年を取った敗北者だけが漂わせることのできる、この叙情は。 眠るまえの、ひそかな習慣 ・「ああ、もっと自分自身に忠実に、自分らしく生きればよかった。あんなに一生懸命働かなくてもよかった、もっと家族と過ごせばよかった。世間の目を気にせず、自分を出す勇気を持てばよかった。自分の気持ちを押し込めすぎた。そう、私はあんなに人生に怯えなくてもよかったのだ。自分の手で、幸福を選んでもよかったのだ。いつだって幸福は、選べたのだ。」 【個人的な感想】 「おれが逃してやる」が個人的に1番好きな話だった。 主人公が、夢を諦めて普通のサラリーマンになろうとするが、会社で館林さんに出会って夢を諦めない選択を選ぶ話。

Posted by ブクログ

2023/09/12

冒頭の2〜3つ位の作品は、ちょっと女性視点の狭さと言うか小馬鹿にした視点が鼻についたものの、後半になるにつれてどんどん良くなって行きました。 ■ぼくは仕事ができない こうゆう社員は何処にでも居ますね〜笑。経験値が無い若手からは光って見えるけど実態がアレな人。 ■おれが逃がして...

冒頭の2〜3つ位の作品は、ちょっと女性視点の狭さと言うか小馬鹿にした視点が鼻についたものの、後半になるにつれてどんどん良くなって行きました。 ■ぼくは仕事ができない こうゆう社員は何処にでも居ますね〜笑。経験値が無い若手からは光って見えるけど実態がアレな人。 ■おれが逃がしてやる 本作で1番良かったです。浅野いにおの素晴らしい世界を思い出しました。 ■愛とは支配すること 逆説的だけど"平穏な夫婦生活"とは全く愛が無い機能的なものなのかも。 本当にあった話は爆笑。今だったら、この先生を尊敬していたでしょう。 あのこは貴族の映画版が良かったので、本作を手にとって良かったです。

Posted by ブクログ

2023/07/05

読みやすいけど立ち止まらせる文章。ウィットの効いた鋭い人間洞察力に、気づかされること多々あり。「おれが逃してやる」と、「心が動いた瞬間、シャッターを切る」が特に気に入った。

Posted by ブクログ

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