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実況 近代建築史講義

中谷礼仁(著者)

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定価 ¥1,980

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 LIXIL出版
発売年月日 2017/10/01
JAN 9784864800327

実況 近代建築史講義

¥1,595

商品レビュー

4.5

4件のお客様レビュー

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2020/05/26

まったく入門書に相応しくない。学部1年生への講義なので、入門だろうと思うだろうし、語り口もだいたい入門みたいな様子なのだけれど、筆者によって大幅に解釈され編纂された、比較的イレギュラーな建築史なのである。と、いうことに気づくのに5年ほどかかった。やっと「一般的な」建築史の通史が頭...

まったく入門書に相応しくない。学部1年生への講義なので、入門だろうと思うだろうし、語り口もだいたい入門みたいな様子なのだけれど、筆者によって大幅に解釈され編纂された、比較的イレギュラーな建築史なのである。と、いうことに気づくのに5年ほどかかった。やっと「一般的な」建築史の通史が頭に描けるようになってはじめて、この講義がどういう意図をもって編纂されているのかがわかるのだ。やっとわたしにも通史がうっすらとイメージできるようになったのだな、と思った。 というわけで、この本は、「歴史とはなんたるか」という歴史そのものの定義を問いかけるようなものであって(だれかによっていとも簡単に書き換えられる、というアイロニー)、「一般的な」「入門書的な」「わかりやすい」「当たり前」の建築史書ではないと思う。 特に映画の引用が多いけれど、これが初学者を惑わせている。ブレードランナーに折衷主義的な建築が出てくるのではなく、折衷主義とはどんなものかという概念をブレードランナーで説明しようとしているからだ。いったいなぜこの映画を見せられているのかわからないことが往々にしてある。 この講義を通して、「歴史ってなんかおもしろそ〜」と思った記憶はあるが、やっぱりどう考えても「建築史を学んだぞ」とは思えなかった。ただ単にわたしに事前知識だとか学がなかっただけかもしれないけれど。そういうわけで、この本は初学者向けではないと思う。 装丁はとても好き

Posted by ブクログ

2018/09/22

近代とは何か、をルネサンス期から定義しなおした上で、日本の近現代建築を再構成した本。講義録なので、臨場感を感じながら、分かりやすく読める。ポストモダニズムの整理か明確であり、現代を再考するために読む歴史本としておすすめ。

Posted by ブクログ

2018/04/13

中谷先生の講義録。教科書というのとはちょっと違う。実況と銘打たれている通りのライブ版。でも志ん朝の落語の聞き書きのようなものとも違う。中谷さんの声は聞こえてくるようである、が、入念に手が入れられていることも同時に感じる。時間をかけて作られたストーリーなのだろう。 取り上げられる...

中谷先生の講義録。教科書というのとはちょっと違う。実況と銘打たれている通りのライブ版。でも志ん朝の落語の聞き書きのようなものとも違う。中谷さんの声は聞こえてくるようである、が、入念に手が入れられていることも同時に感じる。時間をかけて作られたストーリーなのだろう。 取り上げられる事例が少ないな、と思う。あれもこれもとスライドで物品を紹介したりはしないのだろう。その代わり、ブレードランナーやマレーなんかがスッと差し挟まれていて、ストーリーが輻輳する瞬間がある。 学生へのフリが滑るのも微笑ましい。そういう時、講師はとても寂しいものなので、学生はなんとか食い下がるようにして欲しい。

Posted by ブクログ

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