〇みんな猫にメロメロやな 〇一文ごとの挿絵がよい味。なんと絵索引付き ◎著名人が書かずにいられなかった猫への想い、エピソード、こぼれ話が集まりました ・各章から気に入ったものを1つずつメモ 1:猫ヲ好ム 「コラッ！！あんたら盗み食いしたねっ」 「わし。それわし」 『まめねこ　あずきとだいず』ねこまき，さくら舎 　…盗み食い猫を庇おうとしたじいちゃん。ボケたと思われる 2:猫ヲ知ル 人間にも変に猫好きの叔父さんというのがあるが、あんなタイプがネコにもいるのだ 『アブサン物語』松村友規 　…叔父さん猫 3:猫ニ笑ウ 「大変だ。ネコが網戸を開けているぞ！」 『わたし、猫語がわかるのよ』西木正明：日本ペンクラブ，光文社 　…寒い夜、その猫はじんわりと家に侵入した 4:猫ニ怒ル 「マトモな猫いねーのかよ！」 「マトモだったら連れてくるかよ！！」 『それでも猫はでかけていく』ハルノ宵子，幻冬舎 　…実はいい動物のお医者さん 5:猫ニ癒エル 「うちまでは来てもらった方がいいのよ。うちと、もう1軒隣の境界に張ったら」 『猫の手帖　原本』今野勉，たざわ書房 　…お隣との間に猫の境界壁を作ろうとして 6:猫ニ狂ウ 多くの恋人たちの顔を忘れても、民子ひとりが忘れられない 『民子』浅田次郎，角川書店 　…さすが浅田先生やでえ 　　私は猫である…とも。 7:猫ニ酔ウ ジャックの病気は、病気でない弱り方であったから、私の愛情で治すよりほかに方法はないと思った 『猫のうた』室生朝子，PHP 研究所 　…お医者さんの診断を超える愛情 8:猫ニ学ブ 猫に往復ビンタを何発もくらわされたのだ 『いつものお茶、いつもと違う猫』谷村志穂，東京書籍 　…猫にしつけられる 〇他、水木しげるさんの熊楠の本は絶対読もうと思った