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不死身の特攻兵 軍神はなぜ上官に反抗したか 講談社現代新書2451

鴻上尚史(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 講談社
発売年月日 2017/11/15
JAN 9784062884518

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不死身の特攻兵

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商品レビュー

4.3

155件のお客様レビュー

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2024/03/28

9回特攻に出撃して生き残った特攻兵のインタビューとその物語。戦争をする以前に戦わない選択をすることによって落とさなくてもいい命がある。先の大戦の時、闘うことを選んだ日本が結果的にどうなったか、戦争を経験した人たちは少なくても戦争は絶対してはならないと思ったはず。いつの時代でも犠牲...

9回特攻に出撃して生き残った特攻兵のインタビューとその物語。戦争をする以前に戦わない選択をすることによって落とさなくてもいい命がある。先の大戦の時、闘うことを選んだ日本が結果的にどうなったか、戦争を経験した人たちは少なくても戦争は絶対してはならないと思ったはず。いつの時代でも犠牲になるのは末端の庶民で、命令する人間は(国民のためと言いながら)自分のことだけを考える。

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2024/01/31

酒と紅白餅で必勝祈願 し死地へ送り出される。 死のツノと積載量超過 の八百㌔爆弾を抱える 離陸直後の緊張の時間。 高度五千メートルの空。 雲が割れて目標の湾が 見える。 そして爆弾の安全装置 を解除して・・・ 当事者にしか語れない 鮮やかな光景が眼前に 広がりました。 ...

酒と紅白餅で必勝祈願 し死地へ送り出される。 死のツノと積載量超過 の八百㌔爆弾を抱える 離陸直後の緊張の時間。 高度五千メートルの空。 雲が割れて目標の湾が 見える。 そして爆弾の安全装置 を解除して・・・ 当事者にしか語れない 鮮やかな光景が眼前に 広がりました。 体当たりの命令に背き、 けれども逃げずに戦い 何度でも何度でも生還 を果たした八十年前の 一人の若者に、 大概のことは乗り越え られるはずだよと、 生きる勇気を与えられ ました。 一方で、精神論の末路 というべき特攻という 愚かな作戦を、 エモーショナルに語る べきでないと学びとり ました。 故郷の北海道当別町に 眠る佐々木友次さんに 哀悼の意を捧げます。

Posted by ブクログ

2024/01/08

今現在もこの地球上で、人が人を殺める行為を必然とした戦争が起きています。 この日本でもそう遠くない過去には戦争がありました。しかし、既に戦争を体験した方が少なくなった現在、私も含め戦争を知らない人々も、学校の授業や終戦記念日など何かのきっかけで、その実態を知り、考えることも大切な...

今現在もこの地球上で、人が人を殺める行為を必然とした戦争が起きています。 この日本でもそう遠くない過去には戦争がありました。しかし、既に戦争を体験した方が少なくなった現在、私も含め戦争を知らない人々も、学校の授業や終戦記念日など何かのきっかけで、その実態を知り、考えることも大切なのではないかと思います。 私は年に一度くらいは戦争について真剣に考えようと思っています。本を読んだり映画を観たり、その方法は様々ですが、本作はそんな思いで手に取った一冊です。 <作品紹介> 太平洋戦争末期に実施された“特別攻撃隊”により、多くの若者が亡くなっていった。だが、「必ず死んでこい」という上官の命令に背き、9回の出撃から生還した特攻兵がいた。その特攻兵、佐々木友次氏に鴻上尚史氏がインタビュー。 飛行機がただ好きだった男が、なぜ、絶対命令から免れ、命の尊厳を守りぬけたのか。 「第一章:帰ってきた特攻兵」「第二章:戦争のリアル」「第三章:2015年のインタビュー」「第四章:特攻の実像」の4部構成になっているのですが、私は第二章を読み終えるまでに4ヶ月かかりました。辛くてなかなか読み進められなかったのです。 攻撃をして帰還した部下に対して、「次は死んでこい」という上司って何?目的が「死ぬこと」になってしまっている。 現代の自分が生きていく上でも、会社であったり人との関係であったりのなかで、目的達成のための方法はいくつもありますが、私はそれを取り違えてはいけない。といつも思っています。当時の日本軍の上層部においては、まさにその方法を間違えてしまったのだと思うのです。 劣勢になったときに、勝つためには国民を鼓舞しなければならない。そのためには、優秀な操縦士が先陣を切って特攻することに意味がある。と・・・。 冷静に考えれば、優秀な操縦士は貴重であり、先陣を切って後のものを率いて攻撃し、生還させることが重要だと思うのですが。生きていればまた出撃できますし、後に続くものを育成することもできます。 そもそも、生きて帰ることを前提としない攻撃なんてありえない。そんなことを考えた人もそれに同意した人も許可した人も、どうかしているとしか思えない。 ですが、時として人間は過ちを犯すのです。それは多かれ少なかれ自分も含めすべての人に言えることです。 当時の状況から、特攻兵でありながら、9回の出撃から生還するということがどれほど特異であることかは想像に難しくありません。 とにかく怒りを抱きながら、胃が痛くなるような辛さを抱えながら第二章までを読み終えました。 第三章では、それを成し遂げた佐々木友次(ともじ)さんへの、鴻上さんによるインタビューです。佐々木さんがお亡くなりになる数ヶ月前だったようです。体調もよくないなか淡々と鴻上さんの質問に答えられている様子でした。会話から、お人柄の良さが伝わってくる内容でした。 そして、佐々木さんは、ただただ純粋に飛行機を操縦することが大好きで、その操縦にも自信を持っていた。だからこその抵抗だったのかもしれないと思いました。 第四章では、特攻隊の実像について鴻上さんの見解が綴られていました。 また、後書きには佐々木さんのお墓に刻まれた文章が記されています。 21歳の時に9回の出撃にも関わらず生還し、92歳まで生き抜いた彼の言葉は、とても重く心に響きました。 佐々木友次さんのことや特攻隊の話については沢山の書物がありますが、それぞれ見解が違います。命令をする側と受ける側では見えている現実が違うのです。 また、誰かの思惑によって事実が湾曲されていることもあります。 それは遠い過去のことばかりではありません。現在でもそれを感じることが沢山あります。それに踊らされ振り回されてはいけないと心にとめたいと思います。 過去のことを変えることは出来ませんが、未来は変えられるはず。何かを判断する際は一度立ち止まってよく考えることが大切だなと思います。

Posted by ブクログ

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