1,800円以上の注文で送料無料

  • 中古
  • 店舗受取可
  • 書籍
  • 文庫

うたげと孤心 岩波文庫

大岡信(著者)

定価 ¥1,001

¥605 定価より396円(39%)おトク

獲得ポイント5P

在庫わずか ご注文はお早めに

発送時期 1~5日以内に発送

店舗受取サービス対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!

店舗到着予定

4/1(月)~4/6(土)

商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 岩波書店
発売年月日 2017/09/16
JAN 9784003120224

店舗受取サービス
対応商品

店舗受取なら1点でも送料無料!
さらにお買い物で使えるポイントがたまる

店舗到着予定

4/1(月)~4/6(土)

うたげと孤心

¥605

在庫わずか
ご注文はお早めに

カートに追加するカートにいれる

商品レビュー

4.5

2件のお客様レビュー

レビューを投稿

2020/03/19

 大岡信の文学史的評論である。祝祭性や集団性と、その対極にあるかのような個人的創作とが日本文学の中では調和していたことを述べる。さまざまな具体例を引用し、論評を加えつつもその切り口は自ら詩を作る創作者としての立場が貫かれている。文学を研究の対象とする学者とはかなり扱い方が違うと感...

 大岡信の文学史的評論である。祝祭性や集団性と、その対極にあるかのような個人的創作とが日本文学の中では調和していたことを述べる。さまざまな具体例を引用し、論評を加えつつもその切り口は自ら詩を作る創作者としての立場が貫かれている。文学を研究の対象とする学者とはかなり扱い方が違うと感じた。  文学が個人の創作であり、他にはない個性の結晶であるというのは常識的な考えである。しかし、一方で作品は作者の周りの環境の中で作られる。場合によっては創作そのものに他者が介入することもある。日本古典文学では一座の共鳴のもとで作品が作られることも多い。  晩年の大岡信は外国人も含めた詩の共同制作ともいえる連詩という試みをしている。もちろんこれは連句の伝統を応用したものだが、現代文学の中にしかも国際的な文壇のなかにそれを再現したのだ。日本文学の分析にとどまらないところが創作者たるゆえんであると感じた。朝日新聞の折々のうたも原作者と大岡の連詩であると考えればより一層分かりやすくなるような気がしている。

Posted by ブクログ

2018/01/16

少し古いが、第3章までが白眉。また、受動と能動に触れた三浦雅士の解説も秀逸。後白河法皇の「今様」論は、特に第6章において、書き殴った感じがあり好ましくない。自らも「書かされた」(憑かれるように書いたの意)を語っているが、推敲の跡があまり見えない。

Posted by ブクログ

関連商品

最近チェックした商品