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きみは嘘つき
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きみは嘘つき
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商品レビュー
3.8
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"嘘"にまつわるアンソロジー。 □思いがけず再会した初恋の人《恋の値段》寺地はるな □婚約者とともに故郷を訪れた美しい姉《ランドクルーザー田舎を行く》額賀澪 □父と子の秘密と冒険《ユウマ》中澤日菜子 □嘘でつながるふたりの少女《読書する女の子》加藤千恵 □老...
"嘘"にまつわるアンソロジー。 □思いがけず再会した初恋の人《恋の値段》寺地はるな □婚約者とともに故郷を訪れた美しい姉《ランドクルーザー田舎を行く》額賀澪 □父と子の秘密と冒険《ユウマ》中澤日菜子 □嘘でつながるふたりの少女《読書する女の子》加藤千恵 □老舗喫茶店で繰り広げられる、ある夏の一日《純喫茶パオーン》椰月美智子 □どうして私たちは、嘘ばかりつくんだろう《花が咲くまで待って》彩瀬まる 六人の作家が描くそれぞれの嘘。 寺地さんと彩瀬さん以外は初読みの作家さん♬ 嘘と言っても、タチの悪いものから優しいものまで色々ある。 ここで描かれてるのは、ちょっと詐欺っぽいのもあったけど、比較的温かい感じの嘘。 ひとつ目の寺地さんは、今まで読んできた寺地さんとはひと味違う感じ! ちょっと意外だったけど、締めの言葉がカッコよくて痺れた〜\♡/" さすが寺地さん!つかみバッチリの作品だった。 1番好きだったのはふたつ目の額賀さんの話。 大切な事を貫くための嘘。 誰かの事を思っての嘘。 こういう嘘は物事をややこしくしないための賢い嘘で、お姉ちゃんやるなと思った。 彩瀬さんのお話もなんか甘酸っぱくてよかったな! 楽しめました!
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図書館で借りました。はじめまして、で、ぐいっと心掴まれた彩瀬まるさん『花が咲くまで待って』-【どうして私たちは、嘘ばかりつくんだろう。嘘を挟まないと、心を見られないんだろう。】【本当の言葉ってすごく怖い。肌が、喉が、全身がびりびり震える。】物語の主人公は中学生のちぃこ。なんだか青くて懐かしい。仲間たちとの日々、大人に近づいていく心。びりびり。私の心の懐かしい青さに、びりびり響いた短編。そして大好きな寺地はるなさん。『恋の値段』久しぶりに会った、仄かに恋心を寄せていた同級生は寸借詐欺師になっていた?!ラストがかっこいいのだ!【十六歳の時の百円とあの時の千円と二万円、返してもらわなくて結構。くれてやる。そして今日限り、この男のことは忘れる。二万一千百円、それが私の、恋の値段だ。】
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【収録作品】「恋の値段」 寺地 はるな/「ランドクルーザー田園を行く」 額賀 澪/「ユウマ」 中澤 日菜子/「読書する女の子」 加藤 千恵/「純喫茶パオーン」 椰月 美智子/「花が咲くまで待って」 彩瀬 まる 「恋の…」アラフォーの孤独感が伝わってくる。「ランドクルーザー…」自分のやりたいことがわかっていて、それをしなやかにやり抜く姉が見事。「ユウマ」父子関係。生活は厳しい。「読書する…」不穏な勘違い。ミステリーに発展しそう。「純喫茶…」公正な少年の優しさと祖父母が好もしい。「花が…」子どもから少女へ。心の機微が丁寧に描かれている。
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