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災厄 角川文庫

周木律(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2017/07/25
JAN 9784041056103

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商品レビュー

3.6

11件のお客様レビュー

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2023/04/23

四国で発生した、殆どの住民が死亡する事件。 厚労省の斯波はウィルスによるものではないかと主張するが証拠が無いと一蹴され、国は生物兵器によるテロとして対策本部を立ち上げる。 自説を捨てられない斯波は四国へ行き、原因を究明しようとする。 2014年に5月に刊行されたと言うが、なかな...

四国で発生した、殆どの住民が死亡する事件。 厚労省の斯波はウィルスによるものではないかと主張するが証拠が無いと一蹴され、国は生物兵器によるテロとして対策本部を立ち上げる。 自説を捨てられない斯波は四国へ行き、原因を究明しようとする。 2014年に5月に刊行されたと言うが、なかなかにタイムリーな本だ。 ただ、彼の妻である歩美のエピソードは如何なものか。 理想の女性のように描写されているが、とてもそうは思えない。 かつて友人であった男との確執を書くなら、もっと軽く触れるだけで良かったのではないか。

Posted by ブクログ

2022/12/16

今の時勢にマッチするパンデミック系小説ながら、一捻りある展開で先が気になり一気に読んでしまう。 気持ちよい結末にしたいがためだろう、少々乱暴なほどに有能vs無能なキャラ設定にしているのが、いい意味で作り話感をかもしだしている。 気楽に面白く読める一冊でした。

Posted by ブクログ

2020/10/30
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

著作にこんなパンデミックものがある作家にとって、このコロナ禍はあり得ることだったのでしょうか。どうしても現実と比較して読みたくなる。小説の中で起きていることを思えば、現実のほうが落ち着いているか。 主人公は厚生労働省の職員。応援したくなったのは最初だけで、彼の過去が明らかにされると一気に嫌な奴の印象に。しかし最後はかつて裏切った相手と和解、ここからはまた応援したくなりました。この自体に人を罵倒するだけの官僚には辟易。警察との癒着または攻防も面白い。 自然は悪意なきテロリストだという言葉が頭に焼き付いています。「悪気はなかった」という言い訳が厄介なように、悪意のないテロというのはどうしようもない。災厄は続く。

Posted by ブクログ

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