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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 新潮社 |
発売年月日 | 2017/06/28 |
JAN | 9784101269528 |
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女たちの避難所
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女たちの避難所
¥495
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商品レビュー
4.2
74件のお客様レビュー
震災にあい命からがら避難所へ。でもそこは決して居心地の良い安全な場所ではありませんでした。3人の女性目線で描かれたそれぞれの苦悩や思い、まだまだこれが日本の現実なのだと思い知らされました。最後は3人が新しい未来に向かって歩き出せて良かったです。
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柿谷さんの作品を読んだ頃がなかったのですが、 簡単ではないテーマ、取材されて書かれているんだなーと思った。 フィクションである意味が、ここ本だと分かる気がした。 この本は、3人の女性の視点から、被災地の避難所とその後の避難生活の具体的な経験を伝える。 主流で語り継がれる震災の...
柿谷さんの作品を読んだ頃がなかったのですが、 簡単ではないテーマ、取材されて書かれているんだなーと思った。 フィクションである意味が、ここ本だと分かる気がした。 この本は、3人の女性の視点から、被災地の避難所とその後の避難生活の具体的な経験を伝える。 主流で語り継がれる震災の物語じゃない震災の物語。 絆、和、叫ばれたディスコースは、当時も批判はされてはいたけれど、個々人の体験として、想像させられた。 女性の居場所が、本当になかった。 でも確かにこれは、普通の都会の家庭でも起こっていることだと思う。 被災地が、日本社会の縮図であるように感じた、といったことがあとがきで書かれていた。 東日本大震災から13年たって、 この女性の視点で被災地や社会は見ると、どう変わったのかな、と思う。 地震で生まれた亀裂を梃子に、自分達のスペースを、確保する活動が今も続いてはいるのだと思う。 この息苦しさは、繰り返す必要がない。 教育。女性が非対等に依存することのリスクをまず若いときから教えられることがかかせないと思った。 家父長制の息苦しさは、いらない。
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避難所生活を想像するものの、細部までは至らず、細かな描写が大変参考になった。女性の大変さもリアルで、今もなお避難所で暮らさざるを得ない能登半島の方々のことを思うといたたまれなくなる。 災害の多い国で、体育館のようなところで何日も過ごさなければいけないような準備のなさが嘆かわしい。...
避難所生活を想像するものの、細部までは至らず、細かな描写が大変参考になった。女性の大変さもリアルで、今もなお避難所で暮らさざるを得ない能登半島の方々のことを思うといたたまれなくなる。 災害の多い国で、体育館のようなところで何日も過ごさなければいけないような準備のなさが嘆かわしい。この私だって、いつそのような目に遭うかわからない。「私だったら、さっさとどこかに部屋借りるよな」とか思っていたが、そうできない理由も書いてあって、ちっともわかってないと反省した。 田舎の男尊女卑の激しさも、都会に暮らす人には到底理解できない。今の時代も、まさかとは思うのだが、想像以上に昔と変わっていないのかもしれない。 3人の女性たちが東京に出てきて、やり直そうとするところに希望が見えた。そしてしっかり東京の弱点も書いてあるのが良かった。その通りだと思った。 しかし、災害に遭うというのは全く理不尽な出来事だ。夫を亡くし、親を亡くし、家を無くし、仕事をなくし。最大限の援助を国や地方自治体が進めてくれないと全く割に合わない。 この作家の名前を知ったのは、5年くらい前で、友人が図書館で借りていた。女性の気持ちをそのままタイトルにしたような本で、「面白そう」と思った。ハマりそうな感じがする書名が並ぶ。映画「老後の資金がありません!」も面白かった。他の作品も読んでみたい。
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