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ラブリィ!
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商品レビュー
3.7
12件のお客様レビュー
2016年第57回講談社児童文学新人賞受賞作品 思春期であれば特に、誰もが気になる「見た目」。その普遍的なテーマに挑戦した作品 「中学2年生の井出拓郎は、学校で親友の榎木慎と映画研究会を立ち上げている。拓郎の撮った映画がコンクールで賞をとるが、審査員の講評には「主演の女子がい...
2016年第57回講談社児童文学新人賞受賞作品 思春期であれば特に、誰もが気になる「見た目」。その普遍的なテーマに挑戦した作品 「中学2年生の井出拓郎は、学校で親友の榎木慎と映画研究会を立ち上げている。拓郎の撮った映画がコンクールで賞をとるが、審査員の講評には「主演の女子がいい味を出している」ということが書かれてあった。主演の女子は、同じクラスの田沼涼子。学校で涼子はブスだとバカにされている。そんな涼子を主役にしたいとは周りに言えず、拓郎はそれを隠して映画を撮ったのだった。みんなからは容姿をからかわれている涼子だが、拓郎は彼女に特別な魅力を感じている。果たして、これは、ただの興味か、恋心なのか。 拓郎は、なぜ世の中の人間は見た目について「きれい」と「そうでない」とを区別したがるのか、なぜ見た目がよいとチヤホヤされるのか気になって仕方がない。あるとき、拓郎は夢のなかで涼子に「世の中は見た目じゃない、中身だ」と宣言する。自分と同じ年頃の子、毛髪が薄いことを気にしている叔父、イケメンの親友の意外な過去、テレビのなかで注目される美魔女や美しすぎる○○といったことから、拓郎は、見た目について、毎日、考えるのだった。」
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本の題名やどピンクの表紙のイメージから 女子度が高い恋バナなのかと勝手に想像していましたが、見事に期待を裏切ってくれて、面白かったです。 中学生になると自分や人の外見が気になり始めます。 自分の外見は相談しにくいことでもあれば、人は外見だけじゃないよと思うこともある。 だけど...
本の題名やどピンクの表紙のイメージから 女子度が高い恋バナなのかと勝手に想像していましたが、見事に期待を裏切ってくれて、面白かったです。 中学生になると自分や人の外見が気になり始めます。 自分の外見は相談しにくいことでもあれば、人は外見だけじゃないよと思うこともある。 だけど、外見で判断してしまうこともある。 誰しもが持っているよう微妙な気持ち、グレーゾーンが 細かく書かれていたことに、作家さんの愛を感じました。 そしてその悩みはいくつになっても、持っている人は多いから大人にもオススメしたい本だと思いました。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
冒頭でカレーがぶちまけられるシーンはイマイチ説得力がない。が、ラストの、涼子を笑顔にする映画を撮ると決意する拓郎が爽やかでよい。おじさんの登場で外見についての深い思索をするようになったり、細かい部分に発見があり、少年の気持ちになりきっているところがよかった。 コメディタッチな話で、シリアスな部分はちゃんと押えていてメリハリもあった。 これで冒頭が良ければ。
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