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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 講談社 |
発売年月日 | 2017/06/14 |
JAN | 9784065020203 |
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「香り」の科学
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「香り」の科学
¥605
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商品レビュー
3.9
16件のお客様レビュー
香りを感じるメカニズム、香りの抽出方法、香りの分子構造、それらが混ざったアロマや香水の解説、いろいろ勉強になった
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以前から、匂いに関する本を読んでみようと思っていた。 千早茜さんの小説「透明な夜の香り」にも刺激され、 香りが人体に与える影響を(科学的な見地から)勉強できそうな本を探して、選んだのがこの本。 人体に与える影響には、身体機能の変化と快感・不快感の増減作用があると思う。 都市ガス...
以前から、匂いに関する本を読んでみようと思っていた。 千早茜さんの小説「透明な夜の香り」にも刺激され、 香りが人体に与える影響を(科学的な見地から)勉強できそうな本を探して、選んだのがこの本。 人体に与える影響には、身体機能の変化と快感・不快感の増減作用があると思う。 都市ガスには、人体に危険だぞと感じさせる匂いをつけているし、殺虫剤にもココに散布したぞと分かる匂いをつけている。 洗剤、シャンプー、消臭剤、香水、アロマオイルは、気持ちを和らげたり、心地よさを感じる香りになっている。 飲食物も香り付けを大切にして味を調えている。 嗅覚を客観的に表す言葉はないに等しい。 視覚だと、赤、青、黄といった色や、丸、三角といった形、明暗など誰もが同じように理解できる表現がある。 味覚だと、苦い、甘い、辛い、酸っぱい、などだ。 嗅覚で、上品な、落ち着いた、軽やかな、重厚な、高級な、官能的な、と表現されても個人差が大きそう。 どんな香りなのか言葉で伝えるのは難しい。 例えば、人の汗に含まれるアンドロステノンという物質は、 「小便のような不快な臭気」と感じる人がいる一方で、 「甘くてフローラルな良い香り」と感じる人や、この匂いを全く感じない人がいるそうだ。 本書は「香」の説明をする本だが、万人に伝わる客観的な表現はない。 匂いは「焦げ臭い」「ガス臭い」とか「ジャスミンの香り」「ラベンダーの香り」のように、匂いの元になる物の名前で表される。 それだけ匂いは多種多様で、個人差があるようだ。 以前どこかで「実は、人と犬の嗅覚に大差はない」と聞いて、本当?と、ずっとモヤモヤが残っていたが解決した。 ・犬と人間の嗅覚の違い。 何種類の匂いを識別できるかについては、明確な答えが見つかっていない。 以前は1万種類が定説だったが、もっと多いとか少ないとかいろんな学説が発表されている。 人間の場合、嗅覚受容体の種類は821個で、機能しているのが396個ほどらしい。犬は1000個、ゾウは2000個。 受容体の数は、人は600万だが、犬は犬種によるが7000万~2億。 犬より嗅覚がいい動物は、ゾウ、ウシ、ウマ、ネズミなど沢山いることも分かった。 犬は人より50倍くらい嗅覚がいいと思って良さそうだ。 もう一つ、人工的に作り出した香は身体に良くない、と決めつけがちな考えもなくなった。 ・「自然から得た物質は安全で、人工的な物質には毒性がある」は正しくない。 自然にも有毒物質はいくらでも存在する。 香料は植物から抽出したものなら安心で、人工的に作られたものは身体に良くない、は商売上の営業トーク。 広く長期間に渡って世間で使われているものは、自然か人工的かによらず(一応)安全だと思って良いだろう。 歴史的に香りを利用してきた事実に注目すると、心を癒すだけでなく血圧や食欲などのコントロールにも使われている。 現在でもストレス軽減や認知症の改善にも使えるのではと、各所で研究や実験が進められている。 「良い香り」は生活の質を向上させるのに役立っていそうです。
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日本酒造りの参考にと買った本で、まさに欲していた本だった。網羅的であり、有機化学も過不足ないレベルで、加えて香水や身近な例などをふまえた拡張性もある。 香りとは何かから、抽出方法、嗅覚のしくみ、表現方法、香り分子自体の説明←(ここのレベルが最適だった!)、匂いの測定方法、合成香料...
日本酒造りの参考にと買った本で、まさに欲していた本だった。網羅的であり、有機化学も過不足ないレベルで、加えて香水や身近な例などをふまえた拡張性もある。 香りとは何かから、抽出方法、嗅覚のしくみ、表現方法、香り分子自体の説明←(ここのレベルが最適だった!)、匂いの測定方法、合成香料、効果と安全性。 度々見直す予定。
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