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絶望に効くブックカフェ
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絶望に効くブックカフェ
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商品レビュー
3.8
8件のお客様レビュー
感想 絶望。無力感。なぜ私はこんなに小さいのか。あの英雄も、あの偉人も。皆が同じ絶望を抱く。人類の歴史が肩を押す。そして私も未来を支える。
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- ネタバレ
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(2021.06.11 3h 読了) タイトルと素敵な装丁に惹かれて手に取り読了。 取り扱うテーマの面白さはタイトルで分かる通りですが、著者の河合さんの編む言葉が素敵で、すいすい読めます。 紹介される作品を片っ端から本棚の読みたいリストに並べていったら凄いことに。1幕ごとに2つの作品の共通点を照らし合わせていくという紹介方法。紹介された作品を全て読みたくなる魅力あふれる推薦文です。 青い光を切り捨てるのではなく、青い光を見たというその人が語ったということに心を傾けること。一見、見捨ててしまいそうなことを宝石のように丁寧に扱ったこの二作は、他社の尊厳を守り、他社を尊重することの意味を教えてくれる。p.126 言葉なんかおぼえるんじやなかつた 言葉のない世界 意味が意味にならない世界に生きてたら どんなによかつたか (田村隆一「帰途」より)p.147 寂しさの量の同じ者が恋に落ちる、と聞いたことがある。 心の中の満たされない欠落が共鳴しあうからだ。p.189
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絶望に効くかしら。 様々な人生を仮想体験できる読書。 他人の気持ちを我がことのように、他人の体験を我がことのように。 そして自分を見つめ直し、対比し、さらに考えることができる。 その行為が絶望を和らげるのかもしれない。 根本的に解決しなくてもね。 ただ、その体験の全て、人との出会...
絶望に効くかしら。 様々な人生を仮想体験できる読書。 他人の気持ちを我がことのように、他人の体験を我がことのように。 そして自分を見つめ直し、対比し、さらに考えることができる。 その行為が絶望を和らげるのかもしれない。 根本的に解決しなくてもね。 ただ、その体験の全て、人との出会い、それさえできなくなった今のこの世界の絶望は、そうそう和らげられるものでもないだろうなと思った。 それはともかく。 「〇〇だった件。」の「だった。」は過去形というよりは、「気づいたらこうだった」というような、現在の状況を半ば客観的に眺めた言い回しではないかと思いますよ。 著者の解釈を否定するものではないけれど。
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