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奇妙で美しい石の世界
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奇妙で美しい石の世界
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商品レビュー
4.1
7件のお客様レビュー
自分は鉱物が好きでいくつか持っていたりもするのですが、持っているのはハンマーで割った欠片のようなやつで、この本にあるようなカッターで切ったら綺麗な模様が、というのは見たことなかったです。確かにカットした断面がきれいなんだけど、なんか自分の趣味ではないなぁと。とはいえ、そういう綺麗...
自分は鉱物が好きでいくつか持っていたりもするのですが、持っているのはハンマーで割った欠片のようなやつで、この本にあるようなカッターで切ったら綺麗な模様が、というのは見たことなかったです。確かにカットした断面がきれいなんだけど、なんか自分の趣味ではないなぁと。とはいえ、そういう綺麗なカット断面に魅せられた人もいるわけで、この著者がまさにそれです。石を求めて地の果てまで、そのバイタリティは何処から出てくるんですか……。 情熱は伝わるのですが、もう少し鉱物としての科学的な視点も書いてほしかった気がします。
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宝石とか全く詳しくないが、この本は自分のような人にでも瑪瑙を中心に、その断面の写真を掲載させることに加えて、石に関する歴史などを紹介することによって、全くこのような石の世界があるのかと思い知らされた。 ゼリーのような媒質の中でいくつかの化学物資が混ざったときに現れることのある...
宝石とか全く詳しくないが、この本は自分のような人にでも瑪瑙を中心に、その断面の写真を掲載させることに加えて、石に関する歴史などを紹介することによって、全くこのような石の世界があるのかと思い知らされた。 ゼリーのような媒質の中でいくつかの化学物資が混ざったときに現れることのある縞、輪のリーゼガング現象により、堆積物が、細かくズレることで独特な形を作り出していき、風景のような模様が現れたパエジナストーンや、草木が封印されたようなデンドリティックアゲートなど、実際にそれを目にしたならば、自然の偉大さ以上に、発見した人々と同様に自分も神秘的な何かを信じてしまうかもしれない。
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石を割った時にみられる美しい模様。 こんなものがあるのか、と思ったのがバエジナ・ストーン。黄土色の濃淡でマックス・エルンストの「石の森」という絵に似ている。 ・表紙右上は「めのう」メキシコ/チワワ州、オホ・ラグーナ産 ・右中段は「プルーム・アゲート」アメリカ/オレゴン州、パウ...
石を割った時にみられる美しい模様。 こんなものがあるのか、と思ったのがバエジナ・ストーン。黄土色の濃淡でマックス・エルンストの「石の森」という絵に似ている。 ・表紙右上は「めのう」メキシコ/チワワ州、オホ・ラグーナ産 ・右中段は「プルーム・アゲート」アメリカ/オレゴン州、パウエルビュート産 ・右下は「オパールの遊色」オーストラリア/クイーンズランド州産 ・表紙左上は「アルノーの緑」イタリア/フィレンツェ、アルノー川上流の石灰石 ・左中段は「孔雀石」と「アズライト(藍銅鉱)」が一体化したもの。コンゴ。 ・左下は「セブタリア」アメリカ/ユタ州 黄色い方解石の結晶が詰まっている。 メモ めのう、ジャスパー、オパールといったシリカ(二酸化ケイ素)を主成分にした石を割った時にできるものを紹介している。シリカが結晶したものは石英。石英の大きな結晶は水晶。石英の目に見えない微小な結晶が集合して塊になったものは玉髄(カルセドニー)と呼ばれ、この玉髄にいろいろな鉱物が混ざることで色や形のバラエティーが生まれる。これをめのうと呼ぶ。 結晶は原子や分子が規則的なパターンで配列された個体で、せおれぞれの鉱物特有の形の癖である「晶癖」というものがある。水晶は先のとがった六角など。 鉱物の結晶の多くは岩石の穴の中に入っている。 岩石は細かい数種の鉱物の粒の集結したもの。 ①「火成岩」地中のマグマ由来 「深成岩」地中のマグマがゆっくり冷え固まった 「花崗岩」「かんらん岩」 「火山岩」流れ出した溶岩が固まった 「玄武岩」「流紋岩」 ②「堆積岩」泥や砂などの堆積したものが固まった ③「変成岩」岩石が熱や圧力の作用で変質した 2017.6.10第1刷 図書館
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