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プラットフォームの教科書 超速成長ネットワーク効果の基本と応用
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商品詳細
内容紹介 | |
---|---|
販売会社/発売会社 | 日経BP社 |
発売年月日 | 2017/05/26 |
JAN | 9784822255091 |
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商品レビュー
4.1
20件のお客様レビュー
借りたもの。 インターネット革命後、認知されるようになった概念・プラットフォームの成立の歴史とその解説。 プラットフォームの特徴は、 ・急速に成長することができる ・一人勝ちすることがある(WTA / Winner Takes All) ・一人勝ちが突然くつがえされることがある...
借りたもの。 インターネット革命後、認知されるようになった概念・プラットフォームの成立の歴史とその解説。 プラットフォームの特徴は、 ・急速に成長することができる ・一人勝ちすることがある(WTA / Winner Takes All) ・一人勝ちが突然くつがえされることがある という。 プラットフォームは土台があって、そこに他のプレイヤー(企業だけでなく消費者も)が提供する製品・サービス・情報が一体になって初めて価値を持つ製品・サービスがあることではじめて成立する。 デザイン思考――ビジネスのイノベーションを起こす考え方――に「みんなが喜ぶものに価値がある」という視点、指摘があるがプラットフォームはそこを突いている。 ビジネスがレイヤー構造化し、自社サービスで全て囲い込むというものは最早成立しない。ユーザー押さえられない。 コミュニティの場所(プラットフォーム)を提案すること、と言えるのかもしれない。 その上でのサービス提供……他社に何を依存するかというオープン化問題。それは技術ではなく、レイヤー戦略の問題となっている。 ただ、プラットフォームだからと言って、必ずしも一人勝ちするとは限らない。スマホの普及がウーバーイーツなどの新しいプラットフォームの躍進に繋がっただけでなく、ソーシャルゲームの普及によって、家庭ゲーム機がその独壇場を奪われたように…… 技術が優れているものが勝つとは限らない。WTAに対して、5つの対抗策がある。 (1)収益モデルの破壊と拡張 (2)プラットフォーム包囲 (3)プラットフォーム間橋渡し (4)プラットフォーム互換 (5)プラットフォーム連携 新しいビジネスモデルには価値や法的にもグレーゾーン問題をはらむ。ベンチャー企業でもホワイト化に取り組む事が重要。
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プラットフォーム関連について、初学者にも分かりやすく、それなりに知識があるような人も新たな知見を得られそうな本である。 事例が色々載っていることがポイントであり、プラットフォームという概念を認識しやすくなっている。
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プラットフォームの教科書 超速成長ネットワーク効果の基本と応用 著:根来 龍之 プラットフォームというのは、お客さんに価値を提供する製品群の土台になるもの。 つまり、「他のプレイヤー(企業、消費者など)が提供する製品・サービス・情報と一体になって、初めて価値を持つ製品・サービス...
プラットフォームの教科書 超速成長ネットワーク効果の基本と応用 著:根来 龍之 プラットフォームというのは、お客さんに価値を提供する製品群の土台になるもの。 つまり、「他のプレイヤー(企業、消費者など)が提供する製品・サービス・情報と一体になって、初めて価値を持つ製品・サービス」を意味する。 従来型の産業は「バリューチェーン構造」として捉えられていたが、プラットフォームビジネスは「レイヤー構造」として捉えると理解しやすい。それぞれの改装にいろいろなプレイヤーが参加して、エコシステムを形成する、そして、ネットワーク効果がエコシステムの成長に大きな役割を果たす。エコシステムに参加するのは、企業だけではなく、個人の場合も多い。GAFAのビジネスは、一般大衆を参加者として巻き込み、強大化した。シロウトが主役になるアマチュアエコノミーとしての側面がある。 本書の構成は以下の3章から成る。 ①プラットフォームの基本 ②プラットフォームの広がり ③プラットフォームの戦略 わかっているようでわかっていない「プラットフォームビジネス」。本書のわかりやすさは群を抜いている。新しい概念、広い概念を私たちがよく知ってる企業を例に挙げ、黎明期から現状と今後にまでスポットをあてながら体系的に紹介されている。 メリットだけではなく、デメリットやリスクについても触れてあり、書名通りプラットフォームの教科書としての導入本として持ってこいである。 巻き込むことがひとつの大きなキーワードとなるプラットフォームビジネス。まだまだこれからの概念。走りながら正していくというビジネスモデルを取り入れるにはそれなりの度胸が必要。リスクを許容しながら前向きに捉える長期的視点の姿勢でかつスピーディーに対応することが肝となりそうである。
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