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神の手廻しオルガン

須田狗一(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2017/05/17
JAN 9784334911690

神の手廻しオルガン

¥220

商品レビュー

3.7

7件のお客様レビュー

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2021/04/21

53すごく準備と考察に時間がかかっていて、作家の思い入れが感じられる。ご苦労様です。ですが独白と本人のモノローグが並行して語られると何が本筋か理解しにくい。また読者が想定できない告白で終盤以降が構築されていて、あーそうですか、という読後感になる。筆力は感じます。頑張ってください

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2020/04/09

表紙を見た時、正直エロでドロドロかなーなんて予想をしていたが、読み始めると惹き込まれて読み進めるのが早かった。 現在の愛知県犬山市で起きた殺人事件。被害者・木島弥一郎は左腕と胸部を切り取り、持ち去られていた。 また、ポーランドではナチスハンターを支援していたクシシュトフが殺さ...

表紙を見た時、正直エロでドロドロかなーなんて予想をしていたが、読み始めると惹き込まれて読み進めるのが早かった。 現在の愛知県犬山市で起きた殺人事件。被害者・木島弥一郎は左腕と胸部を切り取り、持ち去られていた。 また、ポーランドではナチスハンターを支援していたクシシュトフが殺される。 そして、吉村夫妻はポーランドでアンカという大学生に出会う。 遠く離れた場所で起きた二つの事件と、吉村夫妻、アンカがどのように関わっていくのか。 ナチスの蛮行にも関わりがありそう。 どう終結するのか、夢中で読めた。

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2019/02/10

ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作。日本とポーランドとで起こった殺人事件。過去の強制収容所の悲劇的で重厚な物語から生まれる、現代の悲哀に満ちた物語。読み応えたっぷりの作品です。 ポーランド人女学生と日本人夫婦の心温まる交流から、次々に生まれてくる事件への疑惑が重苦しくて痛々...

ばらのまち福山ミステリー文学新人賞受賞作。日本とポーランドとで起こった殺人事件。過去の強制収容所の悲劇的で重厚な物語から生まれる、現代の悲哀に満ちた物語。読み応えたっぷりの作品です。 ポーランド人女学生と日本人夫婦の心温まる交流から、次々に生まれてくる事件への疑惑が重苦しくて痛々しく。さらにその動機が当人たちには関係のない過去にある、というのがなんともやりきれない思いでした。過去は過去、と言い切ってしまえばいいのだろうけれど。そういうわけにもいかないのかなあ。

Posted by ブクログ

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