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夫・車谷長吉

高橋順子(著者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 文藝春秋
発売年月日 2017/05/12
JAN 9784163906478

夫・車谷長吉

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商品レビュー

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8件のお客様レビュー

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2020/12/13

妻であり詩人でもある高橋順子が車谷長吉との結婚生活と死別を描いたエッセイ集。「結婚生活は修行のようでした」という一文が表すように、結婚生活の間に売れない私小説作家である車谷長吉は直木賞を受賞することで文士としての生計が立つものの、自身の精神を病み、結果的には生のイカを飲み込んだこ...

妻であり詩人でもある高橋順子が車谷長吉との結婚生活と死別を描いたエッセイ集。「結婚生活は修行のようでした」という一文が表すように、結婚生活の間に売れない私小説作家である車谷長吉は直木賞を受賞することで文士としての生計が立つものの、自身の精神を病み、結果的には生のイカを飲み込んだことが直接の死因としてこの世を去ることになるわけだが、この浮き沈みを常に支えた妻としての心労はいかほどであっただろうか、と思わせる。 もっとも本書は全体的に明るいタッチで描かれており、車谷長吉との結婚生活がそれはそれとして楽しいものであったように見える。さらに車谷長吉の作品の中ではひどい悪妻のように描かれる場面も多いが、それは本書を読めば私小説作家である彼の虚構であるということが良くわかる(もっと作品で酷い描かれ方をする車谷の実母に関しても、妻である著者が紹介する人となりは極めて良識人である)。 車谷長吉のような毒を持った作家というのは恐らく出てこないだろう。稀有な作家が作品からは見せない別の一面を理解でき、かつ夫婦関係というものの複雑さと面白さを伝えてくれる。

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2019/12/20

姫路出身の小説家 車谷長吉 数々の文学賞に輝く人だけれど その家庭生活はなかなか厳しいものだったようだ その日々をこれまた数々の賞に輝く詩人の奥様が やさしい冷静な目線で綴っている。 彼の著作をまた読みたいと思わせる それにしてもお疲れさまでした ≪ お互いの 作品見せあう 至...

姫路出身の小説家 車谷長吉 数々の文学賞に輝く人だけれど その家庭生活はなかなか厳しいものだったようだ その日々をこれまた数々の賞に輝く詩人の奥様が やさしい冷静な目線で綴っている。 彼の著作をまた読みたいと思わせる それにしてもお疲れさまでした ≪ お互いの 作品見せあう 至福の日 ≫

Posted by ブクログ

2018/02/14

ファンにとっては良書となるのではないでしょうか! 長吉さんの奥さんが書かれたものです。それにしても奥さん、70歳過ぎての独り身…少々、辛いと言うか、寂しい感じがするような気がしますけれども、どうなのでしょう…。 それはともかく…長吉さんの人柄が伺えるような本でしたねぇ…いやはや...

ファンにとっては良書となるのではないでしょうか! 長吉さんの奥さんが書かれたものです。それにしても奥さん、70歳過ぎての独り身…少々、辛いと言うか、寂しい感じがするような気がしますけれども、どうなのでしょう…。 それはともかく…長吉さんの人柄が伺えるような本でしたねぇ…いやはや、本当に変人…いや、自分に正直なだけか?? 強迫神経症になってしまった長吉さん…こういう人との生活は大変だとお見受けしますけれども、奥様、よく耐えましたね…! という感じでまあ、長吉さんの人柄を伺うのには最適な一冊だと思いました…さようなら。 ヽ(・ω・)/ズコー

Posted by ブクログ

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