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よくわかる境界性パーソナリティ障害 新版 安定な自分を変えていく、治療とセルフケア こころのクスリBOOKS

林直樹

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 主婦の友社
発売年月日 2017/02/01
JAN 9784074229208

よくわかる境界性パーソナリティ障害 新版

¥935

商品レビュー

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2022/07/24

境界性パーソナリティ障害が何か、具体的には何と何との境界なのかが分かっただけでも、大きな収穫があった。 統合失調症と神経症の境界。おそらく、何も知らない人は普通とそうではないものの境界と捉えているのではないだろうか。 境界性パーソナリティ障害への対応の仕方も様々な角度から解説され...

境界性パーソナリティ障害が何か、具体的には何と何との境界なのかが分かっただけでも、大きな収穫があった。 統合失調症と神経症の境界。おそらく、何も知らない人は普通とそうではないものの境界と捉えているのではないだろうか。 境界性パーソナリティ障害への対応の仕方も様々な角度から解説されており、まず手に取るべき一冊と言える。

Posted by ブクログ

2020/12/29

 メンタルヘルスのお勉強。  日本をはじめ世界で広く採用されている診断基準のDSM(アメリカ精神医学会『精神疾患の診断と分類の手引』)では、パーソナリティ障害とは、「その人の属する文化から期待されるものから著しく偏った、内的体験および行動の持続的様式」とされています。 ■境界...

 メンタルヘルスのお勉強。  日本をはじめ世界で広く採用されている診断基準のDSM(アメリカ精神医学会『精神疾患の診断と分類の手引』)では、パーソナリティ障害とは、「その人の属する文化から期待されるものから著しく偏った、内的体験および行動の持続的様式」とされています。 ■境界性パーソナリティ障害のおもな症状 ・感情コントロールの障害 >見捨てられることを回避:人に見捨てられることに不安があり、見捨てられないためにはなりふりかまわず行動します。 >不適切な怒り:不適切で激しい怒りをコントロールできません。 >感情が不安定:情緒不安定で、短いサイクルで強い不快気分やいらだち、不安が起こります。 ・行動コントロールの障害 >自殺企図や、そのおびやかしの行動:自殺するそぶりをして脅かしたり、実際に企てたり、自傷行為を繰り返したりします。 >2つ以上の領域での衝動性:浪費、性行為、アルコールやその他の物質乱用、無謀運転、むちゃ食いなど、自分を傷つける可能性のある衝動的な行為をします。 ・対人関係の障害 >ストレスに関連して生じる妄想念慮や解離症状:一時的なストレスに関連して、妄想的な思い込みが生じたり、重い解離症状が出たりします。 >慢性的な空虚感:生きている実感が持てない、自分は空っぽだ、などのむなしさの感覚を抱いています。 >自己同一性障害:自分自身のイメージが安定せず、自分はどういう人間なのかという感覚や確信が持てません。 >不安定な対人関係:安定した対人関係が保てません。たとえば、理想化とこきおろしの両極端に激しく揺れ動きます。 ■認知療法:認知の偏りやクセを変えていく治療法 認知への働きかけ 1自覚:さまざまな認知のクセがあることを自覚してもらいます。 2検討:その認知は正しいのでしょうか?ほかの考え方も可能ではないでしょうか? 3再考:そうした認知のクセをとらえ直すように促します。 4変化:最も変化しにくい、中心にある思い込みを変えていきます。 ■援助者の在り方 1過剰に反応して振り回されない 2過度に自分の責任を感じすぎない 3できないことはできないと言う 4改善には時間がかかると考えて、あせらない 5本人の行動は、本人に責任があるという姿勢を貫く 6本人だけでなく、自分も変わっていく 7相談する相手を持つ

Posted by ブクログ

2019/09/24

似たような本の中で一番わかりやすい。 ここに挙げられている特徴すべてが当てはまるわけではなく一人ひとり違いがあるため、あくまで概観するための一冊だが、本質を突いている。 たとえば発症の要因について… 〈注意したいこと ── 犯人探しは意味がない!〉 どんな要因が考えられるとして...

似たような本の中で一番わかりやすい。 ここに挙げられている特徴すべてが当てはまるわけではなく一人ひとり違いがあるため、あくまで概観するための一冊だが、本質を突いている。 たとえば発症の要因について… 〈注意したいこと ── 犯人探しは意味がない!〉 どんな要因が考えられるとしても、「親が悪い」「社会が悪い」と犯人探しをしても後ろ向きの議論になるだけで、よい結果は得られません。課題は、本人も周りの人も、いまの苦しい状況を脱して、より穏やかな生活が送れるようになることです。(P37) …とある。こういった的を射た指摘が各所に書かれているのが良い。 また、うつ病との合併について… 「境界性パーソナリティ障害が改善すると、うつ病も改善することが多く、うつ病の治療によって、衝動的な行動がおさまる人もいます。」 という記述も参考になった。この2つの疾患は合併しやすく、相互作用しているのだと納得。実際、患者本人をよく観察しているとよくわかる。確かにそうだ、間違ってないと思う。ただし、本人にその自覚はないし、自覚することからも逃げてしまうので、助けたくても助けられない、どうしようもない。その「病識の欠如」が治療や支援者との関係を遠ざけてしまうという悲しい現実がある。 支援者として必要な心構えについても、短い文章で核心を突いているところはある。ただ、イマイチ、これといった収穫がない。こちらは支援者ではあるけれども問題行動を変えていくのは本人でしかない。一時凌ぎの対応方法ならネットに転がっているものを拾い集めればわかる。残念ながら、この手の本は、BPDの一般的特徴と、腫れ物に触るような表面的対処方法を羅列してあるだけで、いかにして本人の自覚を促し治療するか?という根本的な改善へ向けてのヒントはほとんど見当たらない。

Posted by ブクログ

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