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ナルニア国物語(3) 馬と少年 光文社古典新訳文庫

C.S.ルイス(著者), 土屋京子(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 光文社
発売年月日 2017/03/09
JAN 9784334753498

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商品レビュー

3.5

8件のお客様レビュー

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2023/12/14

シリーズで唯一のナルニアと現代世界が交差しない、ピーター王統治時代のお話。 旅する少年少女の王道大冒険談で、退屈せず話が進む。 善悪宗教民族差をはっきりと描いていて、大人の今読む方がおもしろく感じた。

Posted by ブクログ

2023/10/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

シャスタはまだ見ぬナルニアを目指す。 ピーターたち四きょうだいが王や女王として即位していた時代のひとつの物語。カロールメン国の海辺に住み、漁師アルシーシュこき使われていた少年シャスタは、もの言う馬のブリーと一緒に北へ逃亡する。途中で出会った貴族の少女アラヴィスも、もの言う馬フインと一緒に逃げてきたところだった。2人と二頭が目指すのはナルニア。果たして無事に辿り着けるのか——。 貧しいが勇気を持った少年は、実は高貴な生まれである。ありがちなパターンではあるが、旅の仲間たちの個性もあり面白い。愚かなカロールメンの王子に対するエドマンド王の態度が、『ライオンと魔女と衣装だんす』を読んでいると感慨深い。 この物語でもまたアスランは、キリスト的な登場をしている。様々な姿で苦難や寂しさに寄り添い、わたしたちを助けてくださる主である。

Posted by ブクログ

2022/06/13

運の話と、"私はあなたについての話をしているのだ"が印象深い。 シャスタとアラヴィスを助けてくれた仙人が言う。わしは運というものを見たことがない。今回のことはわしの理解を超えている。しかし、理解すべきことであれば、いずれ知れるときがくるだろう、と。 これには...

運の話と、"私はあなたについての話をしているのだ"が印象深い。 シャスタとアラヴィスを助けてくれた仙人が言う。わしは運というものを見たことがない。今回のことはわしの理解を超えている。しかし、理解すべきことであれば、いずれ知れるときがくるだろう、と。 これには信じることのプラスの側面を見た気がする。いまや実力も運のうちと理解する私であるが、境遇を奢らずかつ目を背けないでいられる、強い姿勢があるのだと知らしめられる。 "私はあなたについての話をしているのだ"は、なかなか厳しい言葉だ。 自分の行いを反省したあと、自分の過ちによって災いを被った人を慮る。それ自体は間違ってはいないのだろう。しかし、それは誤った自己慰撫に転化しうる。償ったからもうよいであろう、それほどの害とはならなかったからよいであろう、と。しかし、問題はあくまで自分自身の中にあるということ。そのことから目を逸らすことを許してくれない。

Posted by ブクログ

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