「銭天堂」のお菓子を食べて、運をつかむか、手放すか、はたまた逆に不幸になるかというパターンに、やや食傷気味になっていました。しかし、人間から悪意を引き出し、破滅に追い込むことを喜びとする悪者の登場で、ハラハラドキドキさせられました。 　作家さんの引き出しの多さ、巧みな文章構成力・展開には、尊敬の念を抱かずにはいられません。

紅子さんと怪堂の駄菓子対決。そして結果は､､､ 銭天堂は運試しのお店。お店にたどり着いた幸運のお客様は買った駄菓子を上手く使いこなせるか。 たたりめ堂の駄菓子は安易に楽したいズルしたいが叶ってしまう。でも、結局自分にしっぺ返しが。 ただ、今回の『シェフ・ショコラ』は本当に怖いと思ってしまった。 自由になったよどみさんは、次はどんな手を使ってくるのかしら

やっとこの巻を借りれた。銭天堂だけ延長し、延長しで図書館員に自宅でも延長できますよとイヤミぽく言われたのは私に罪悪感があったからイヤミに聞こえたのかも知れない。他人に対してかける言葉は本人は親切で言ったとしても相手の受け取り方は体調、思考能力によって違うし、本当にバカにして言ったのかも知れない。この巻で受け取り方の違いを考えてしまった。 よどみさんのお菓子と銭天堂のお菓子とのバトル。引き分けとなったけどよどみさんのところで昔かった人が銭天堂のお菓子で救われたのでよどみさんは営業妨害されたと、そこからバトルが始まる。 いつまで続くかわからないけど最終巻まで図書館側が購入してくれる事を願う。