最初は真梨さんには珍しく淡々と進む「終活」ものかと思いましたが、後半二転三転するスピード感はさすがでした。姉妹のドロドロした感じとかイヤミスでした。余命半年と宣告されてあれだけの行動力スゴイ。半年だからと達観し諦めるか、半年だからこそ悔いを残さずか。もしかして誤診？？と思えるほどのバイタリティーでした。

終活！私くらいの年になると（62歳）誰もが一度は考える事でこんなにも色々あるあるを突き付けられると本当にさすがイヤミスの女王。女性ならではの数々の問題、わかるわかるとうなずきながら読み進めると亜希子は無事に死ぬ事が出来るのか心配になるのだけど、真梨先生の衝撃的な結末は最後まで予測不可能でした。あっぱれ❗️

真梨幸子さんの作品のわりに、登場人物が少なく 人物の関係が分かりやすかったなぁー。 お掃除コンシェルジュの海老名亜希子は 歩道橋から転落して病院へ受診する。 が、その時に癌が見つかる。 余命はあと半年。 あと半年で死んでしまうということで、 やり残したことをやろうと決意する。 まずは別れた旦那と暮らしてた汚部屋の掃除。 お掃除コンシェルジュの肩書きなのに汚部屋。 外商の薬王寺や、出版社の牛島。 亜希子の元旦那と結婚した、実の妹美奈子。 そして、亜希子の同期だった平河智子。 最初は亜希子目線で話が続くが、 途中で視点が変わる。 そこからの流れが、まぁーあっという間ー笑 ここでもう終りでしょ？ と思っても、さらにどんでん返しが来て、 面白かった!!!! 最後にいろいろと伏線回収されて スッキリしましたー(o・ω・o)