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生きるよすがとしての神話 角川ソフィア文庫

ジョーゼフ・キャンベル(著者), 飛田茂雄(訳者), 古川奈々子(訳者), 武舎るみ(訳者)

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商品詳細

内容紹介
販売会社/発売会社 KADOKAWA
発売年月日 2016/11/01
JAN 9784044001872

生きるよすがとしての神話

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商品レビュー

3.7

3件のお客様レビュー

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2019/07/07

レビューはブログにて https://ameblo.jp/w92-3/entry-12491496095.html

Posted by ブクログ

2017/06/06

宗教の普遍性はどこにあるのかというお話。それは形骸化した教会の教えやルールにあるのではなく、もっと根源的な精神性にあると。神話や宗教に通底する精神性に注目するかぎりにおいて、神話や宗教は私たちにとても役に立つ。要するに、自分と世界を根源的に結び付ける役割を果たす神話はいつの時代に...

宗教の普遍性はどこにあるのかというお話。それは形骸化した教会の教えやルールにあるのではなく、もっと根源的な精神性にあると。神話や宗教に通底する精神性に注目するかぎりにおいて、神話や宗教は私たちにとても役に立つ。要するに、自分と世界を根源的に結び付ける役割を果たす神話はいつの時代においても不可欠だけど、現代では既存宗教をそのまま信じるだけではその効果を得られなくなってしまった。だから自分で神話を構築する必要があるということ。西洋思想マンセーでところどころイラっとしてしまったが、主旨は同意できる。まあ著者は既存宗教にかなりキツく否定的だけど、私を含め多数の弱い人にとっては、体系として完成している既存宗教が自分の神話を作ろうとするときに果たせる役割はまだ大きいのではないかとは思う。特に日本人はデフォルトが無宗教で、他国の人のように既存宗教の否定というステップを踏む必要がないのだから。 古今東西いろんな神話が出てきたけど、なかでも興味が湧いたのはヒンドゥー教の神話かな。とても印象的だったのは5章。村上春樹の『ダンス・ダンス・ダンス』の元ネタもおそらく(というか明らかに)この5章の内容。ちょっとそのまんますぎて笑ってしまったけど。

Posted by ブクログ

2017/06/04

見事な日本庭園で行われた園遊会の席で、我が友は神官のひとりに近づき、こう言いました。 「私はたくさんの式典に参加し、かなり多くの神社を見物しましたが、神道のイデオロギーがさっぱり理解できない。あなたがたの神学思想がわからないのです」 (中略) 相手の日本人紳士も、礼儀正しく、いか...

見事な日本庭園で行われた園遊会の席で、我が友は神官のひとりに近づき、こう言いました。 「私はたくさんの式典に参加し、かなり多くの神社を見物しましたが、神道のイデオロギーがさっぱり理解できない。あなたがたの神学思想がわからないのです」 (中略) 相手の日本人紳士も、礼儀正しく、いかにも外国人学者の深遠なる質問を尊重しているといった様子で、考え込むかのようにしばらく沈黙し、それから唇を噛んでゆっくりと頭を振りました。 「私たちにはイデオロギーなどないと思います。 と、その神官は答えました。 「神学思想もありません。私たちは、ただ踊るのです」 (p. 170)

Posted by ブクログ

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